第7回目 トレンドライン分析
- 第1回目 移動平均線分析
- 第10回目 フィボナッチ・リトレースメント
- 第2回目 ゴールデンクロス/デッドクロス
- 第11回目 パラボリック
- 第3回目 MACD(マックディー)
- 第12回目 エンベロープ
- 第4回目 ボリンジャーバンド
- 第13回目 200日移動平均線
- 第5回目 DMI(ディーエムアイ)
- 第14回目 一目均衡表
- 第6回目 RSI(アールエスアイ)
- 第15回目 値幅観測論
- 第7回目 トレンドライン分析
- 第16回目 ストキャスティクス
- 第8回目 コンティニュエーション・フォーメーション
- 第17回 RCI(アールシーアイ)
- 第9回目 リバーサル・フォーメーション
- 第18回目 ATR(エィティーアール)
トレンドライン分析
今回はチャート分析の基本中の基本、最も簡単な分析手法とも言えるトレンドライン分析を紹介しよう。一本の直線のみを使う分析手法だ。
えっ、そんな簡単な分析があるなら早く教えてほしかったな~。
そうだったね。簡単だからこそ、「手仕舞い」や「ロスカット」をなかなか決められない人にはいい手法かも。
トレンドとは一般的にマーケットの動く方向を意味する訳だけど、その直線が向いている方向と株価の位置関係から今後の動向を予測する。
そして、そのトレンドラインとは、チャート上での谷と谷を結んだ線。
これが上向きの線であれば「上昇トレンドライン」。
この「上昇トレンドライン」を「下値支持線(サポートライン)」と考える。
また、チャート上での山と山を結んだ線。これが下向きの線であれば「下降トレンドライン」。
この「下降トレンドライン」を「上値抵抗線(レジスタンスライン)」と考える。
これは、確かに計算もしなくていいから簡単ですね。
どうやって、使ったらいいんですか?
じゃあ、トレンドラインの使い方を説明しよう。 上昇トレンドの継続の条件は、必ず株価が上昇するトレンドラインより上であること。このことを覚えておこう。 逆に考えると、上昇トレンドラインを下回った時、上昇トレンドの終了や上昇トレンドの転換のシグナルと考えるんだ。
なるほど、じゃあ、下落トレンドの継続の条件は、
株価が下降トレンドラインより下にあるってことだな。
つまり、下降トレンドラインを上回った時、
下降トレンドの終了や下降トレンドの転換のシグナルということだ。
確かに、手仕舞いやロスカットの目安にするのに使い易いかも!
ちなみにこれが「上昇トレンドライン」と「下降トレンドライン」だ!
面白いことに、トレンドライン突破後は、今まで下値支持線として機能していた線が逆に上値抵抗線として機能したり、今まで上値抵抗線として機能していた線が逆に下値支持線として機能したりすることがしばしば見られるんだ。
何か移動平均線の分析に近いものがありますね。
そうだね。
イメージ的には移動平均線を単純化したようなものかな。
また、行き過ぎた市場心理を排除するために、中心的な流れから大きく乖離した価格(極端な高値・安値)を無視して、できるだけ多くの高値や終値(安値や終値)を結んだトレンドラインで潜在的なトレンドを表現するインターナルトレンドラインと言うものもある。但し、相当程度の相場が形成されないと描くことができないのが難点だ。
何れにしても恣意的な引き方になったり、自分のトレードに都合のいい解釈になるような引き方をすると何のためのチャート分析かわからないので注意が必要だね。
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