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第3回目 MACD(マックディー)

MACD(マックディー)

「MACDって何?」
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みやじまくん

「MACD」って言うチャートも教えてください。

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館長

「MACD」とは、1960年代にジェラルド・アペルと言う人が考案したテクニカルチャートだ。

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館長

Moving Average Convergence and Divergence(「移動平均の収束と拡散」の意味)の頭文字を採って、一般的に「マックディー」と呼ばれている。

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みやじまくん

と言うことはこれも移動平均線の分析の一つ?

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館長

その通り。異なる期間の移動平均線の価格差の伸縮に着目してトレンドの方向性や転換点を探ろうとするチャートなんだ。

MACDに使われる移動平均線は…
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みやじまくん

異なる期間の移動平均線ということは
「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」と同じなの?

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館長

確かに、似てる。
でも、MACDの算出に使われる移動平均線は、単純移動平均線ではなく、直近の価格にウェートをつけ、単純移動平均線より市場の変化をより早く反映するとされる「指数平滑移動平均線」が使われる。

MACDは2本の線で構成
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みやじまくん

やっぱり、これも2本の線が描かれてますね?

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館長

確かに2本の線が描かれているんだけど、
MACDと言うチャートは「MACD」と言う線と「シグナル」と言う線の2本の線で構成されていて、2本の移動平均線が描かれてるんじゃないんだ。

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みやじまくん

じゃー、「MACD」と「シグナル」ってどんなものなんですか?

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館長

■MACD
2本の移動平均線の差。一般的には12日移動平均線と26日移動平均線の差を1本の線で表している。12日と26日の設定は考案者のオリジナルの数値。
■シグナル
MACDの移動平均線。一般的には9日の移動平均線。9日の設定は考案者のオリジナルの数値。

MACDの売買サインとは?
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みやじまくん

この2本の線は具体的にどう利用すればいいのか、全く想像つかないな~

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館長

いくつかのサインを見つけることができるんだけど、主に次の3つかな。
1.トレンドの判断
これは2本の線のうち、「MACD」だけを見ての判断。
「MACD」が0ラインよりも上にあるか下にあるかを確認するんだ。
プラス圏内(0より上) ⇒ 上昇トレンド
マイナス圏内(0より下)⇒ 下方トレンド
上のMACDの説明の通り、MACDは2本の移動平均線の差、つまり12日移動平均線が26日移動平均線より高ければ「プラス(0より上)」、12日移動平均線が26日移動平均線より低ければ「マイナス(0より下)」となる。

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みやじまくん

あれっ、これって2本の移動平均線の位置関係を見るってことですよね!?
と言うことは、やっぱり「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」に似てないですか?

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館長

それに気がつけば、なかなかセンスありっ!

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館長

2本の移動平均線を使い、その線のどっちが上か下かを見るって言うことは、チャート道場第2回目で紹介した「ゴールデンクロス/デッドクロス」だね。
そう、まさしく「指数平滑移動平均線」を使って「ゴールデンクロス/デッドクロス」を一本の線で表したものと言えるよね。
「+(プラス)」の場合は「ゴールデンクロス」の状態、「-(マイナス)」の場合は「デッドクロス」の状態だ。

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みやじまくん

なんか自信がでてきたぞ。他の使い方もおしえてくださいよ。

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館長

2.トレンドの転換の判断
これも、「MACD」のみを見ての判断。
MACDのピークアウト・ボトムアウトでトレンド転換の早期信号と考える。
MACDが山を形成 ⇒ 上昇トレンドの終焉
MACDが谷を形成 ⇒ 下降トレンドの終焉

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館長

プラス圏内でMACDがピークを形成したって言うことは、長期線から大きく上に離れていた短期線との差が縮まっていく(収束(=Convergence)へ向かう)と言うこと、同じくプラス圏内でMACDがボトムを形成したって言うことは、縮小していた短期線と長期線の差が広がっていく(拡散(=Divergence)へ向かう)と言うこと(マイナス圏内ではその逆)。
これが「MACD」と言われる所以かな。

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館長

3.売買シグナル
MACDとシグナルの交差で売り・買いのシグナルとする。

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みやじまくん

「MACD」チャートを見ていると「MACD」と「シグナル」の2本の線のほかに棒グラフがあるけど、これは何ですか?

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館長

これは、「MACDオシレータ」といって「MACD」と「シグナル」がゴールデンクロスの状態なのか、デッドクロスの状態なのかを簡単に見分けるためのチャートなんだ。

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館長

「MACD」の数値が「シグナル」の数値より高ければプラス圏内(0より上)
つまり「MACDとシグナルによるゴールデンクロス」の状態
「MACD」の数値が「シグナル」の数値より低ければマイナス圏内(0より下)
つまり「MACDとシグナルによるデッドクロス」の状態
と言うわけだ。

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館長

そして、詰め込みすぎるのもよくないけど、もう一つこんな考え方も覚えておくといつか役立つことがあるかも知れないね。
それは、
コンバージェンスとダイバージェンスでの判断だ。

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館長

ポイント!
「MACDチャート」ひとつをとっても、いろいろな見方があり、情報を詰め込みすぎたかな。
ひとまず、「トレンドヒートマップ」には「MACD」の向きや「MACDとシグナルのゴールデンクロス・デッドクロス」が一目でわかるようにしている。
特に「MACD」の方向の転換は大きなトレンドの終焉を早期に示唆する場合があるので注目するべきかな。

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