第18回目 ATR(エィティ-ア-ル)
- 第1回目 移動平均線分析
- 第2回目 ゴールデンクロス/デッドクロス
- 第3回目 MACD(マックディー)
- 第4回目 ボリンジャーバンド
- 第5回目 DMI(ディーエムアイ)
- 第6回目 RSI(アールエスアイ)
- 第7回目 トレンドライン分析
- 第8回目 コンティニュエーション・フォーメーション
- 第9回目 リバーサル・フォーメーション
- 第10回目 フィボナッチ・リトレースメント
- 第11回目 パラボリック
- 第12回目 エンベロープ
- 第13回目 200日移動平均線
- 第14回目 一目均衡表
- 第15回 値幅観測論
- 第16回 ストキャスティクス
- 第17回 RCI(アールシーアイ)
- 第18回 ATR(エィティーアール)
- 特別編:名誉師範がやってきた!標準偏差ボラティリティモデルを使おう!
- 特別編2:標準偏差ボラティリティモデルを設定しよう
ATR(エィティ-ア-ル)

館長、ボックス相場の動きをオシレーター系チャートを使って逆張りで捉えるのは気持ちいですよね。
でも、やっぱり相場の醍醐味はトレンドにうまく乗ることだと思うんですけど
もっと他にトレンドをつかむチャートはないですか?

そうだね、それでは今回は「ATR」と言うチャートを紹介しよう。
「ATR」はアベレージトゥルーレンジの略だ。
「真の値幅の平均」、何かよくわからないよね。
その日、一日でどれくらいの値動きがあるかを探るイメージかな?


あれれれれっ!?
この計算式とこのイメージ図ってどこかで見た記憶が・・・・・

よく気がついたね。
ワイルダーのトレンドをつかむ手法と言えば・・・・?

その通り、その「ATR」だけでトレンドをつかもうとしているんだ。
株価が1日どれくらい動くかを調べて、その平均値を出して、この数値が大きくなってきたらボラティリティの高まり、つまりはトレンドの勢いを計ろうとするものだ。

見方はやっぱり「DMI」の中の「ADX」に似ているようだな。

特に、ATRの長い上昇後の下落は、これまでのトレンドの終焉や転換に注意しよう!

「ADX」と同様、トレンドが発生しているときは
株価の上下に関係なく、上昇トレンドであろうと、下降トレンドであろうと
「ATR」は上昇傾向となることに注意!
為替相場への応用
世界的な低金利により円キャリー取引(円売り・高金利通貨買い)のブームは遠い昔の話となったが、円キャリー取引のブームの際はATRが重宝したようだ。
円キャリー取引は金利収益を目的とする以上、相場変動率の低下や低位安定が必要条件となる。したがって、ATRの低下期間(=トレンドレス)が円キャリー取引の有効な期間となる。
ATRの上昇期間でも円安トレンドが発生している場合はいいが、ATRの上昇期間は「円高となるリスク」も孕んでいて、円キャリー取引にはふさわしくないこととなる。
円キャリー取引はATRが上昇しているときには行わないほうが賢明と言える。
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