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第14回目 一目均衡表

一目均衡表

「一目均衡表って何?」
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みやじまくん

一目均衡表って言うチャートをよく耳にするから、
見てみたら何かごちゃごちゃしていて
このチャートはわかりにくいな~

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館長

おっ、みやじまくん
一目均衡表を勉強するんだね。
このチャートは確かに非常に奥が深いチャートなんだ。

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館長

一目均衡表は、一目山人(細田悟一氏)が編み出した相場分析の手法だ。
時間論・値幅観測論・波動論が三大骨子となっており、その中でも時間論に大きなウェートが置かれているのが特徴なんだ。
ただ、その分析の背景には哲学的な要素が色濃く、1985年には研究者は1万人強いるが、このチャートを認識できるレベルにいるのは10人程度と言われた奥の深いチャートだ。

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みやじまくん

聞けば聞くほど難しそうだな~。
館長、やさしく教えてくださいよ~。

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館長

そうだね。
ここでは、本当にさわりのところと一目均衡表の考え方のイメージを習得していくことにしよう!
まず、一目均衡表だが、5本のラインとローソク足で構成されている。

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館長

一目均衡表イメージ

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みやじまくん

そうか~、5本もラインがあるからややこしいんだな!

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館長

その5本のラインは、 ①転換線、②基準線、③先行スパン1、④先行スパン2、⑤遅行スパンの5本だ。

①転換線=直近9日間の最高値と、最安値を平均したもの。


②基準線=直近26日間の最高値と、最安値を平均したもの。


③先行スパン1=基準線と転換線を平均したもの。当日を含め26日先行させて表示させる。


④先行スパン2=直近52日間の最高値と、最安値を平均したもの。当日を含め26日先行させて表示させる。


⑤遅行スパン=当日の終値ですが、当日を含め26日遅行させて表示させる。

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みやじまくん

わぁ~、頭がパニックになりそうだ~。

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館長

確かにわかりにくいよね。
ちょっと整理してみよう。
①②に関しては、こう考えたらどうだろうか。
①②は何れも期間中の高値と安値の平均だから、簡易的な移動平均線って考えたらどうだろう。そうすれば、わかりやすい。移動平均線はここまで、いくつも見てきただろ?

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みやじまくん

なるほど、転換線は簡易的な9日移動平均線、
基準線は簡易的な26日移動平均線って考えるわけだな。
なんとなく整理できた感じだな~。

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館長

③④はこの2本の線で囲まれたところを「雲」という。
ここでは2本で1つのサインと考えよう。

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みやじまくん

具体的にはどうやって使うんですか?

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館長

それでは、具体的な使い方だ。
まずは、「好転」と「逆転」を覚える必要がある。
「好転」と「逆転」は3つの観点から判定する。

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館長

観点A:「①転換線」と「②基準線」を使った「好転」と「逆転」の判定

好転:①転換線が②基準線を下から上へ抜ける状態


逆転:①転換線が②基準線を上から下へ抜ける状態


ここでのポイントは
基準線の示す方向は、相場の方向性を判定する上で重要な役割を果たし、転換線が基準線を上回っても、基準線が上向きに転じなければ「好転」と言えない。

①基準線と②転換線は簡易的な移動平均線だ。
みやじまくん、何か気がついたかな?

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みやじまくん

あっ、そうか!
簡易的な移動平均線を使った「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」だ!
基準線の向きが重要って言うのも移動平均線分析と同じだっ~!
そう考えたらわかり易いな~。

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館長
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館長

次に
観点B:「雲」を使った「好転」と「逆転」の判定

好転:ローソク足が雲より上に位置している状態


逆転:ローソク足が雲より下に位置している状態


「雲」自体は、上げ相場では押し目の限界、下げ相場では戻りの限界と判断される。

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館長
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館長

観点C:「⑤遅行スパン」を使った「好転」と「逆転」の判定

好転:遅行スパンがローソク足を上回ってきた状態


逆転:遅行スパンがローソク足を下回ってきた状態
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みやじまくん

今の株価と26日前の株価を比べるわけだから、
今と26日前とどっちが強弱があるか比べているんだな。

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館長
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館長

そして、このA・B・Cの「好転」「逆転」を総合的に見る。
もし、A・B・Cが全て「好転」した場合、「三役好転」と言って「買いのポイント」となる。
つまり、「①転換線が基準線を上回る状態(基準線の上昇が伴うこと)」で、「②現在の相場が雲を上回り」「③遅行スパンが26日前の相場を上回る状態」だ!
「売りのポイント」は「三役逆転」といって、まったく逆の判定をするんだ。

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館長
ポイント!

3つの判定の優先度。
一番重要なのは「遅行スパン」での判定。これを最初のサインと見る。
次に重要なのは「転換線と基準線」の判定。
最後に「雲」の判定。よく雲を抜いたかが記事にされるが、他の3本のラインから比べると重要度は落ちる。これは最後の判定項目と考える。

ポイント2

「利乗せ」「半扱」というエントリーと手仕舞いの考え方もあるようだ。
■「利乗せ」でエントリー
・「遅行スパン」の好転で1/3を買う
・「基準線」と「転換線」の好転で1/3を買う
・「雲」の好転で1/3を買う

■「半扱」で手仕舞い
・「基準線」が横ばいになったら半分手仕舞い
・「基準線」まで価格が下がれば買い増し
・「雲」を下抜けしたら全部手仕舞い

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