注文・決済方法
注文種類
取引所FX(くりっく365)には、さまざまな注文方法が用意されていますので、上手に利用すれば、忙しい方でもリスクをコントロールしながら、効率的に売買することができます。 利用できる注文方法は、以下のとおりです。
注文方法 | 概要 |
---|---|
指値注文 | 売買価格を指定して注文する方法 |
成行注文 | 売買価格を指定せず、その時の市場の気配値で売買をする注文方法 |
トリガ注文 | 指定した価格以上になったら「買い」あるいは、指定した価格以下になったら「売り」という注文方法 |
(トレール機能) | 発注したトリガ注文について、発注後の相場変動によってトリガ価格を自動的に変動させていく機能 |
ストリーミング注文 | 取引画面に「売り」、「買い」のそれぞれのレート(2ウェイプライス)が表示され、どちらかのレートの部分をクリックすると原則売買が成立する注文方法 |
OCO注文 | 指値注文とトリガ注文を同時に行う注文方法 |
IfDone注文 | 新規注文が成立したら、それを決済する注文が有効になる注文方法 |
IfDoneOCO注文 | 新規注文が成立したら、それを決済するOCO注文が有効になる注文方法 |
連続注文 | 未約定の注文について、それが成立したら新たに発注される注文をあらかじめ予約しておく注文方法 ※ストリーミング注文については連続注文として発注することは出来ません。 |
全決済注文 | 全ての保有ポジションを一括で決済する注文方法 |
注文の具体例
※米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円につきましては、2012年10月1日より呼値が0.005円となっております。
指値(さしね)注文
売買注文を発注する際に、買値または売値を指定して注文を出すことをいいます。あらかじめ発注する際に、取引価格が明確になっている場合に使用します。希望どおりに指定した価格で取引が成約する場合もありますし、それよりも有利な価格(買付なら指値以下の価格、売付なら指値以上の価格)で取引が成約する場合もあります。
128.200円での買付指値注文 → 128.200円を上限にこれ以下の価格で買う注文
128.200円での売付指値注文 → 128.200円を下限にこれ以上の価格で売る注文
取引画面イメージ
米ドル/円10枚を1ドル128.200円で、有効期限は今週末までの期限で買い注文
成行(なりゆき)注文
売買注文を発注する際に、買値または売値を指定せずに市場において売買できる価格にて取引を成立させる注文手法をいいます。なお、注文の一部または全部が即時に取引ができない場合には、残った注文数量はすべて取り消されます。
発注時、市場には買付注文が128.200円で60枚と、128.195円で30枚あった場合
100枚の売付成行注文 → 即座に市場価格128.200円で60枚と128.195円で30枚、計90枚の売付が成立。残った10枚の売付注文は取消。
取引画面イメージ
米ドル/円100枚の売付注文を出します。このとき、価格・有効期限は入力できません。
トリガ注文
相場が一定の水準を超えて下落(または上昇)したとき、即時に約定させる売付注文(または買付注文)です。 一般的には、買建玉(売建玉)を保有しているときに相場が下落(上昇)したので、損失を限定したいときに使用します。
取引画面イメージ
米ドル/円10枚、79.000円の買いポジションを保有しています。この時、売値78.000円のトリガ注文を出します。
- 【補足説明】
- ・売付トリガ発動の流れ
- 1.注文条件の入力と発注 執行条件でトリガを指定し、トリガ価格を入力して売付注文を発注する
- 2.値段がトリガ価格に届く 取引所での「売り気配値」がトリガ価格と同値以下になる
- 3.トリガ発動 即座に「成行」で売付注文を執行します。
- ・買付トリガの発動の流れ
- 1.注文条件の入力と発注 執行条件でトリガを指定し、トリガ価格を入力して買付注文を発注する
- 2.値段がトリガ価格に届く 取引所で「買い気配値」がトリガ価格と同値以上になる
- 3.トリガ発動 即座に「成行」で買付注文を執行します
- ご注意:成行で執行しますので、トリガ値とは異なった値段で約定することがあります
トレール機能
トレール注文とは、市場価格の変動に伴ってトリガ価格を自動的に切り上げ(切り下げ)させる機能です。トリガによって損失リスクを抑えながら、市場価格の変動に合わせて利益の拡大を狙うことが出来ます。一般的に利益を確保しながら利益の拡大を狙う場合に有効です。
【トレール機能が作動、約定するまでの手順(売決済注文の例)】
米ドル/円10枚、78.200円の買いポジションを保有しています。この時、売値77.800円のトリガ注文を市場価格が78.150円を上回ったらトリガ価格の自動切り上げ(トレール)がスタートするように発注します。
- ①トリガ注文においてトレールの項目「あり」を選択。トリガ価格の自動切り上げをスタートさせたい市場気配とトリガ価格との差を「値幅」欄へ入力のうえ、発注します。
例)売決済注文
トリガ価格:77.800円
市場気配が78.150円を上回ったらトリガ価格の自動切り上げをスタートさせたい場合
値幅:0.350 ※78.150円と77.800円(トリガ価格)の差額 - ②発注後、市場気配が78.150円を上回ると、気配が高値を更新する度にトリガ価格の切り上がります。市場気配がトリガ価格以下にならない限り、市場気配が高値を更新する度にトリガ価格が切り上がります。
- ③市場気配が切り上がったトリガ価格以下になるとトリガが働き、決済注文が発注されます。
【売決済トリガ注文(買建玉の決済)の例】
※トレール幅の最小幅は通貨ごとの最小呼値(例:ドル/円の場合は0.005円)です。
OCO(オーシーオー)注文
OCO(=One Cancels the Other)注文は、買付指値注文と買付トリガ注文(または売付指値注文と売付トリガ注文)を2つセットで発注し、一方の注文が約定したらもう一方の注文が自動的に取り消される注文です。
この注文方法は、保有しているポジションの決済において、利益の確定と損失の限定に同時に備えたい場合に利用できます。 また、新規にポジションを作る場合でも、ボックス相場のときの底値付近での買付注文と上昇した場合の備えとしての追随での買付注文を同時に発注したい場合等にも利用できます。
取引画面イメージ
米ドル/円10枚、78.500円の買いポジションを保有しています。
(1)円安ドル高で79.000円になったら売り戻す。
(2)円高ドル安で78.000円になったら売り戻す。
の2とおりの注文を出します。

ストリーミング注文
取引画面上に自動更新で表示される現在の買値または売値をクリックすることで、その相場の実勢で取引を約定させる注文です。保有期間が短期の日計り取引等を行うとき等に利用します。
取引画面イメージ
現在、米ドル/円レートは78.200-78.215円です。 お客様にとって現状の最良売値の78.215円で10枚の新規買付注文を、ストリーミング注文を使用して出します。
ご注意:ご注文が執行されるタイミングによって約定できないことがありますので、必ず約定履歴をご確認ください。
スリッページ設定
ストリーミング注文では、注文到達時のレートが発注(クリック)時点のレートより不利な条件である場合には注文が成立せず無効となります。
スリッページ設定機能を使えば、発注(クリック)時点のレートから一定の範囲を、「許容値」として設定することで、その範囲内であれば注文を成立させることが出来ます。
IfDone(イフ・ダン)注文
新規注文が約定した後、それを決済する注文が有効となる組合せの注文です。
新規の買付注文(売付注文)が約定できた時点で、すぐに利益確定の売付注文(買付注文)を発注したいとき等に利用します。
取引画面イメージ
現在、米ドル/円レートは78.500円です。 米ドル/円10枚を78.200円になったら買い(=If注文)、続いて78.900円になったら売ります(=Done注文)。 有効期限は無期限とします。
IfDoneOCO(イフ・ダン・オーシーオー)注文
新規注文が約定することを条件に、それを決済するOCO注文を有効にする組合せの注文です。
新規の買付注文(売付注文)が約定した時点で、利益確定の売付注文(買付注文)と、損益限定の売りのトリガ注文(買いのトリガ注文)の2件を同時に発注したいとき等に利用します。思惑とは逆に相場が動いたときのリスクコントロールをしながら利益確定を狙いたいときの注文手法です。
取引画面イメージ
米ドル/円10枚につき、78.000円で買付注文が約定したら、
円安ドル高で78.900円になったら売る。
円高ドル安で77.700円になったら売る。
の3とおりの注文を出します。

全決済注文
- お客様が保有されているすべての保有ポジションを一括で決済する注文機能です。
- ・全決済注文を発注する前にまだ約定していない注文がある場合は取消を行ってください。
- ・取引時間外の通貨ペアを保有している場合、全決済注文はご利用いただけません。
- ・注文発注後は取消ができません。
- ・全決済注文が完了(すべて約定)するまでは、新たな注文は受付けできません。
連続注文
未約定の注文について、それが成立したら新たに発注される注文をあらかじめ予約しておく注文です。IfDone注文、IfDoneOCO注文では「決済」→「新規建」の順番で注文の予約を行うことができませんでしたが、連続注文を使えば「決済」→「新規建」の順番で注文を予約することができます。
ご選択した注文入力画面へ
※注文入力画面については各注文の項目をご参照ください。
決済方法
決済方法日本円による差金決済です。※外国通貨の受渡は行ないません。クロスカレンシーの為替差損益およびスワップポイントは、その損益が確定した取引日の清算価格によって円転されます。 利用できる決済方法は、以下のとおりです。
決済方法 | 概要 |
---|---|
決済指定 | 保有している建玉を指定して決済する方法 |
全決済 | 全ての保有ポジションを一括で決済する方法 |
建玉整理 | 同一通貨ペアで両建てしている建玉を相殺して決済する方法 |
オートネッティング | 同一銘柄の保有ポジションに対して反対の売買が成立した際に、先入先出法により建玉が古いものから自動的に決済する方法。 ※決済指定の設定を「不可」にしている場合にのみ利用可能です。 |
「くりっく365ラージ」の建玉は「くりっく365」では決済できません。また「くりっく365」の建玉は「くりっく365ラージ」では決済できません。
金融商品の取引にかかる手数料およびリスクについて
当社が取扱う商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。
商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、目論見書、お客様向け資料等をお読みください。
- 株式・債券等の手数料・リスク等重要事項( 契約締結前交付書面)
- 先物・オプション取引の手数料・リスク等重要事項
- FXの手数料・リスク等重要事項
- CFDの手数料・リスク等重要事項
ご留意事項
- ●当サイトに掲載されている情報は、当社のご案内やその他の情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。情報のご利用にあたっては、お客様ご自身で判断なさいますようお願いいたします。
- ●当サイトに掲載されている情報に関しては万全を期してはおりますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。また、掲載されている情報等は最新の情報ではない可能性があり、予告なく変更・廃止されることもありますので、あらかじめご了承ください。
- ●万一、当サイトに掲載されている情報を用いたことにより、何らかの損害を被った場合でも、当社および当社に情報を提供している第三者は一切責任を負うものではありません。
- ●当サイトからバナー・テキストリンク等でアクセスできる第三者が運営するサイトは各々の責任で運営されているものであり、こうした第三者サイトの利用により生じたいかなる損害に関しても、当社は一切責任を負うものではありません。
- ●証券投資に関する最終決定は、お客様ご自身で判断いただきますようお願いいたします。