注文・決済方法
注文種類
さまざまな注文方法が用意されていますので、忙しい方でもリスクをコントロールしながら、効率的に売買することができます。利用できる注文方法は、以下のとおりです。
注文方法 | 概要 |
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指値注文 | 売買価格を指定して注文する方法 |
成行注文 | 売買価格を指定せず、その時の市場の気配値で売買をする注文方法 |
トリガ注文 | 指定した価格以上になったら「買い」あるいは、指定した価格以下になったら「売り」という注文方法
・トレール機能 |
ストリーミング注文 | 取引画面上に自動更新で表示される現在の買値と売値をクリックすることで、その相場の実勢で取引を約定させる注文方法 |
OCO注文 | 指値注文とトリガ注文を同時に行う注文方法 |
IfDone注文 | 一次注文(新規または決済)が約定したら、二次注文(新規または決済)が有効になる注文方法 |
IfDoneOCO注文 | IfDone注文とOCO注文の組合せ。IfDone注文の二次注文(新規または決済)をOCO注文で出したい時の注文方法 |
連続注文 | 未約定の注文について、それが成立したら新たに発注される注文をあらかじめ予約しておく注文方法
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- ※誤発注防止の観点から、基準価格(市場で提示されている最良買いレートと最良売りレートの仲値)から1,000円を超える価格での注文は発注いただけません。
- ※発注証拠金がマイナスの場合は、決済注文であっても発注できません。
注文の具体例
指値(さしね)注文
売買注文を発注する際に、買値または売値を指定して注文を出すことをいいます。あらかじめ発注する際に、取引価格が明確になっている場合に使用します。希望どおりに指定した価格で取引が成約する場合もありますし、それよりも有利な価格(買付なら指値以下の価格、売付なら指値以上の価格)で取引が成約する場合もあります。
例
26,500円での買付指値注文 → 26,500円を上限にこれ以下の価格で買う注文
26,500円での売付指値注文 → 26,500円を下限にこれ以上の価格で売る注文
取引画面イメージ
日経225を10枚、1枚あたり26,500円で、有効期限は当日までの期限で買い注文
成行(なりゆき)注文
売買注文を発注する際に、買値または売値を指定せずに市場において売買できる価格にて取引を成立させる注文手法をいいます。なお、注文の一部または全部が即時に取引できない場合には、残った注文数量はすべて取消されます。
例
発注時、市場には買付注文が26,500円で60枚と、26,450円で30枚あった場合
100枚の売付成行注文 → 即座に市場価格26,500円で60枚と26,450円で30枚、計90枚の売付が成立。残った10枚の売付注文は取消。
取引画面イメージ
日経225の売付成行注文を10枚出します。このとき、価格・有効期限は入力できません。
トリガ注文
相場が一定の水準を超えて下落(または上昇)したとき、即時に約定させる売付注文(または買付注文)です。
一般的には、買建玉(売建玉)を保有しているときに相場が下落(上昇)したので、損失を限定したいときに使用します。
取引画面イメージ
日経225 を10枚、1枚あたり22,500円の買いポジションを保有しています。
この時、売値22,300円のトリガ注文を出します。
【補足説明】
売付トリガ発動の流れ
- 1.注文条件の入力と発注
執行条件でトリガを指定し、トリガ価格を入力して売付注文を発注する - 2.値段がトリガ価格に届く
取引所での「売り気配値」がトリガ価格と同値以下になる - 3.トリガ発動
即座に「成行」で売付注文を執行します
買付トリガ発動の流れ
- 1.注文条件の入力と発注
執行条件でトリガを指定し、トリガ価格を入力して買付注文を発注する - 2.値段がトリガ価格に届く
取引所での「買い気配値」がトリガ価格と同値以上になる - 3.トリガ発動
即座に「成行」で買付注文を執行します
ご注意:成行で執行しますので、トリガ値とは異なった値段で約定することがあります。
トレール機能
トレール注文とは、市場価格の変動に伴ってトリガ価格を自動的に切り上げ(切り下げ)させる機能です。トリガによって損失リスクを抑えながら、市場価格の変動に合わせて利益の拡大を狙うことが出来ます。一般的に利益を確保しながら利益の拡大を狙う場合に有効です。
OCO(オーシーオー)注文
OCO(=One Cancels The Other)注文は、売付指値注文と売付トリガ注文(または買付指値注文と買付トリガ注文)を2つセットで発注し、一方の注文が約定したらもう一方の注文が自動的に取消される注文です。 この注文方法は、保有しているポジションの決済において、利益の確定と損失の限定に同時に備えたい場合に利用できます。
また、新規にポジションを作る場合でも、ボックス相場のときの底値付近での買付注文と上昇した場合の備えとしての追随での買付注文を同時に発注したい場合等にも利用できます。
取引画面イメージ
日経225を10枚、1枚あたり22,500円の買いポジションを保有しています。
- (1)相場が上昇し、22,600円になったら売付(利益確定)
- (2)相場が下落し、22,400円になったら売付(損失限定)
の2とおりの注文を出します。
- ※OCO注文の場合、トリガ(指値)はご利用できません。
ストリーミング注文
取引画面上に自動更新で表示される現在の買値または売値をクリックすることで、その相場の実勢で取引を約定させる注文です。保有期間が短期の日計り取引等を行うとき等に利用します。
取引画面イメージ
現在、日経225の市場価格は22,705円(買い気配)、22,733円(売り気配)です。
お客様にとって現状の最良売値の22,733円で10枚の新規買付注文を、ストリーミング注文を使用して出します。
- ※スリッページ許容値:あらかじめスリッページ許容値を設定することで、買付注文の場合には、現在気配値からスリッページ許容値分までの高い売気配と約定させることが出来ます。スリッページ許容値は初期設定では0円に設定されています。
IfDone(イフ・ダン)注文
一次注文(新規または決済)が約定した後、二次注文(新規または決済)が有効となる組合せの注文です。 新規の買付注文(売付注文)が約定できた時点で、すぐに利益確定の売付注文(買付注文)を発注したいとき等に利用します。
取引画面イメージ
現在、日経225の市場価格は22,500円です。
日経225 を10枚、1枚あたり22,400円になったら買い(=If注文) それが約定した後に相場が上昇し、22,600円になったら売ります(=Done注文)。有効期限はGTC(無期限)とします。
IfDoneOCO(イフ・ダン・オーシーオー)注文
IfDone注文とOCO注文の組合せの注文です。IfDone注文の二次注文(新規または決済)をOCOで出すことが出来ます。
新規の買付注文(売付注文)が約定した時点で、利益確定の売付注文(買付注文)と、損益限定の売りのトリガ注文(買いのトリガ注文)の2件を同時に発注したい時等に利用します。思惑とは逆に相場が動いたときのリスクコントロールをしながら利益確定を狙う注文手法です。
取引画面イメージ
日経225を10枚につき、
- (1)22,500円で買注文
それが約定したら、 - (2)相場が上昇して22,600円になったら売る(利益確定)
- (3)相場が下落し22,400円になったら売る(損失限定)
の3とおりの注文を出します。
注文の有効期限はGTC(無期限)とします。
連続注文
未約定の注文について、それが成立したら新たに発注される注文をあらかじめ予約しておく注文です。IfDone注文、IfDoneOCO注文で注文を行う場合、二次注文には同じ商品に関する注文しか入力できませんでしたが、連続注文を使えば異なる商品についての注文を予約することができます。
決済方法
日本円による差金決済となります。
利用できる決済方法は以下のとおりです。
決済方法 | 概要 |
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決済指定 | 保有している建玉を指定して決済する方法 |
オートネッティング | 同一銘柄の保有ポジションに対して反対の売買が成立した際に、先入先出法により建玉が古いものから自動的に決済する方法 |
建玉整理 | 同一通貨ペアで両建てしている建玉を相殺して決済する方法 |