コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年3月14日フィッシング詐欺にご注意
東京ネットサポートセンター M.S.
-
東京ネットサポートセンターにて、事務を担当しています、M.Sと申します。
昨年末のことになりますが、警察庁・金融庁・全国銀行協会・日本サイバー犯罪対策センター(JC3)より「フィッシング詐欺」について注意喚起がありました。
フィッシング詐欺とは、知名度の高い実在の企業や組織の名を騙って、EメールやSMSでその企業を模した偽サイトに誘導し、クレジットカード情報や銀行口座情報を騙し取る手口の犯罪。
昨年12月8日時点において、令和5年11月末における被害件数は5,147件、被害額は約80.1億円となり、いずれも過去最多を更新しているそうです。
実際、私のEメールやSMSにも届いたことがあります。私の場合、利用していない金融機関や通販会社からのメールだったため、すぐに気が付きましたか、内容を見ると、ホントよく出来ています。
ここで、参考の為に、いくつか具体例を書きたいと思います。
例① Eメール
実際にある銀行やクレジットカード会社、通販会社の名を騙ったメールを送り、本物と同じようなサイトに誘導します。
本物のURLに似せるため、分かりにくい箇所を変え本物に見せかけていたり、URLを表示せず「詳細はこちら」などと隠していたりする場合もあります。また「不正利用が疑われるため、パスワードを変更してください」や「アカウントがロックされました」など読んだ人が慌てて入力してしまうような内容が多かったです。
例② SMS
SMSの場合、電話番号を用いるため、番号が存在すれば送信できてしまいます。そのため、近年増加傾向にあるそうです。
具体的には、宅配業者を装い、「荷物を預かっています。詳細はこちら」などの内容が多かったです。
では、こうした被害に遭わないためには、どうしたらいいでしょうか。
①心当たりのないメールやSMSは開かない。
②インターネットバンキングの利用状況を通知する機能を有効にして、不審な取引に注意する。また、こまめに口座残高、入出金明細を確認する。
③金融機関のウェブサイトへのアクセスは、メールやSMSに記載されたURLからアクセスせず、事前に正しいウェブサイトのURLをブックマーク登録しておき、ブックマークからアクセスする。または、金融機関が提供する公式アプリを利用する。
④大量のフィッシングメールが届いている場合は、迷惑メールフィルターの強度を上げて設定する。
⑤金融機関が推奨する多要素認証等の認証方式を利用する。
⑥金融機関の公式サイトでウイルス対策ソフトが無償で提供されている場合は、導入を検討する。
⑦パソコンのセキュリティ対策ソフトを最新版にする。(金融庁HPより)
等が挙げられていました。
ただ、フィッシング詐欺も年々巧妙化してきており、イタチごっこの状態がしばらく続きそうです。
弊社システムにおいては、皆さまに安心してお取引いただけるよう、年々セキュリティの強化を図っております。