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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2024年8月22日

江戸時代の夏の飲み物

東京ネットサポートセンター 原田 東京ネットサポートセンター 原田

  • 暑さが続きますが、グッタリした体をシャキッとさせてくれる冷たい飲み物!

    そこでエアコンや冷蔵庫のなかった江戸時代の夏の飲み物を調べてみました。


    現代の夏は30度を超える日も珍しくありません。しかし江戸時代の夏は今ほど高くありませんでした。「小氷期」と呼ばれる地球規模の寒冷期であったため、平均気温は今と比べて3度~5度低かったようです。それでもエアコンがないため厳しかったはずです。

    江戸時代では真夏に甘酒を飲むのが定番だったそうです。俳句では夏の季語にもなっています。甘酒は、酒粕に水や砂糖を加えた「酒粕甘酒」と麹と水のみを原料とする「麹甘酒」の二種類があり、江戸の夏に飲まれていたのは麹で作られたほうだったようです。

    「麹甘酒」は、米で炊いた粥に麹を混ぜたもので、砂糖を使わない優しい甘さが特徴。麹の酵素の力で米のデンプンを糖化させてできており、アルコールを含まないため妊婦や子供も安心して飲むことができます。疲労回復に役立つブドウ糖やビタミンB群を多く含んでおり「飲む点滴」との別名もあります。一晩で作られることから「一夜酒(ひとよざけ)」とも呼ばれていました。

    価格は江戸中期で1杯6文(180円)、江戸後期で1杯8文(240円)だったようです。※1


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    人気の飲み物としては、麦湯(麦茶)1杯4文(120円)、冷や水1杯4文(120円)などもあったようです。暑い日に、日陰で飲む冷や水は格別だったろうと思います。


    関西では、麦芽水あめをお湯に溶かし、おろしショウガやショウガ汁を溶かした「あめゆ」が人気だったようです。その後明治時代に製氷技術が発達し、あめゆを冷やした「ひやしあめ」が登場しました。今では関西でおなじみの飲み物となっています。



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    飲み物ではありませんが、江戸時代の年中行事を紹介した「東都歳時記」に真夏の大通りの景色が描かれています。

    20240822harada3.png


    冷や水売り:
    井戸から汲んだ水に砂糖を加えた砂糖水売り。1杯4文(120円)。
    追加料金で砂糖増量や白玉トッピングができたそうです。

    水菓子売り:
    みずみずしい果実は夏の水分補給となりました。
    スイカ一切れ8文(240円)。
    まくわ瓜は岐阜の真桑村(現在の本巣市)の名物で、今も楽天市場で購入可能。

    わいわい天王:
    猿田彦の面をかぶり、「わいわい天王騒ぐがお好き」などと囃し立てながら
    牛頭天王の札を撒きます。その後、札を拾った子供の家々を回りお布施を
    もらっていました。


    <参考>

    ※1)「江戸楽」2021年7月号 

    ※2)八海醸造株式会社オンラインストア

    ※3)イスクラ薬局

    ※4)「東都歳時記」東京国立博物館 画像検索



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