コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2026年4月 6日「テレビから消えた」WBCの衝撃
大阪ネットサポートセンター 保田
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こんにちは、大阪ネットサポートセンターの保田です。
3月5日から18日まで開催された今回のWBC。
野球ファンの私にとっては忘れられない2つの事件がありました。
一つ目は、最強メンバーで挑んだ侍ジャパンがベネズエラに敗れ、ベスト8で姿を消したこと。
二つ目は、その激闘が「地上波(民放)では一切流れず、Netflixの独占配信だった」ことです。
公園で、あるいはお茶の間で、お年寄りから子供までが一緒にテレビを囲んだ光景は、もう過去のものになってしまったのでしょうか!?
なぜ民放から「大きなイベント」が消えるのか?最大の理由は、極めて現実的な「お金(放映権料)」の話です。
・異次元の放映権料今回、Netflixが支払った放映権料は約150億円とも言われています。前回の数倍に跳ね上がったこの金額を、広告収入に頼る民放各社が単独(あるいは連合)で支払うのは、ビジネスとして「赤字確定」のレベルまで膨れ上がってしまいました。
・「テレビ」から「プラットフォーム」へ今やスポーツ中継は、世界中の視聴者を抱える巨大配信サイト(NetflixやAmazonなど)にとって、新規会員を獲得するための最強の「広告塔」です。150億円払っても、日本中の野球ファンが月額会員になれば、彼らにとっては十分な「投資」になるわけです。
・株式市場への意外な影響「国民的な関心事がテレビでやらないなんて、テレビ局の株価は暴落するのでは?」と思われがちですが、実は市場の反応は少し冷ややかで現実的です。皮肉なことに、巨額の赤字リスクを背負ってまで放映権を買わなかったことで、TBSやテレビ朝日などの株価が一時的に上昇するという現象が起きました。投資家は「無理な投資を避けて利益を守った」と評価したのです。一方で、電通などの広告代理店にとっては、地上波の「お祭り騒ぎ」による特需が減るため、中長期的には厳しい見方をされました。
一方、Netflixの株価は、日本での会員数急増を背景に堅調でしたが、日本敗退直後に「解約」がトレンド入りするなど、短期的な解約リスクも意識される相場となりました。
「地上波で見れないのは残念ですが、放映権料の高騰などを考えればビジネスとして仕方がない」「これからの時代、有料配信になるのは自然な流れ」といった考えも少なからずありました。しかし、「見たい人がお金を払って見る」という仕組みは合理的ですが、野球好きの高齢者の方々が置いてけぼりになってしまうのは、本当に寂しい限りです。
地域社会の共通の話題が減っていく中で、スポーツの価値をどう守っていくのか。今回の「ベネズエラ優勝」という結末以上に、日本のメディアのあり方が問われた大会だったのかもしれません。
ちなみに、2026年6月のワールドカップサッカーは?安心してください!
WBCの苦い経験とは対照的に、サッカーW杯は電通が放映権をまとめ上げ放送が決まっています。
サッカーは「国民的行事」としての価値が非常に高く、複数の放送局がコンソーシアム(連合)を組んで巨額の放映権料を分担したため、なんとか地上波放送が維持されました。
地上波は「NHK、日本テレビ、フジテレビ」・NHK
開幕戦や決勝を含む33試合を地上波で生中継。さらにBSプレミアム4Kでは全104試合
を放送予定です。
・日本テレビ・フジテレビ
日本代表戦を含む注目カードをそれぞれ生中継します。
ネット配信は「DAZN」が全試合ネットで手軽に見たい層には、DAZN(ダゾーン)が全104試合をライブ配信します。
嬉しいことに、日本代表戦についてはDAZNでも「無料」で配信されることが発表されています。スマホやタブレットでも、追加料金なしで侍ブルーを応援できそうです。




