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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2024年5月 8日

TOPIX(東証株価指数)について

大阪ネットサポートセンター 藤原 大阪ネットサポートセンター 藤原


  • 大阪ネットサポートセンターの藤原でございます。日頃は「コスモ・ネットレ」をご利用いただき、誠にありがとうございます。


    日経平均株価が、2024年3月4日に初めて4万円の大台を突破し、史上最高値を更新。市場参加者や市場関係者の間では大いに盛り上がりました。


    しかしながら、TOPIX(東証株価指数)は、1989年12月18日の最高値2,884.80ポイントを未だ更新しておりません。


    私は、日経平均株価に続き、このTOPIXが史上最高値を更新すれば、正真正銘のバブル経済期を越えたことになるとその日を心待ちにしております。


    さて、TOPIX(Tokyo Stock Price Indexの略)は、東京証券取引所に上場する銘柄を対象として算出・公表されている株価指数のことで、日経平均株価と並ぶ日本の代表的な株価指数です。


    2022年4月の東京証券取引所の新市場区分移行までは、旧東証1部上場の全銘柄を対象として、各銘柄の浮動株数に基づく時価総額を合計し、1968年1月4日を基準に、当時の時価総額を100として算出していましたが、2022年4月1日の新市場区分施行を契機に、TOPIX自体も見直されることになり、構成銘柄は市場区分と切り離し、市場代表性や投資対象としての機能性のさらなる向上を目指しています。


    ちなみに施行前の構成銘柄は、選択市場にかかわらず継続採用されましたが、流通株式時価総額100億円未満の銘柄については段階的にウエイトが低減(市場への影響を考慮し、2022年10月から2025年1月にかけて段階的に移行)され、移行完了後の構成銘柄選定方法は、市場関係者の意見を募ったうえで策定される予定です。


    日経平均株価指数は、日本経済新聞社が選定した東京証券取引所プライム市場に上場している225銘柄から構成される株価指数のことで、年2回(4月、10月の第1営業日)銘柄入れ替えが行われます。


    構成比率は、ファーストリテイリング(9983)が10.5%、東京エレクトロン(8035)9.6%、ソフトバンクグループ(9984)4.1%、アドバンテスト(6857)3.7%、信越化学工業(4063)2.7%などが上位となっており、株価が高い銘柄(値がさ株)の影響を受けやすく、上位の株価による指数への影響が大きいことが特徴ですが、


    TOPIXは、2024年2月末時点では2,151銘柄で構成されており、1つの銘柄のウエイトが小さいのが特徴です。TOPIXに占めるウエイトが最も大きいトヨタ自動車(7203)が5.2%で、個別銘柄が全体に与える影響が相対的に小さいと言えます。


    業種別では、電気機器、輸送機器、情報・通信業、卸売行、銀行業などが構成比率の上位49.0%を占めております。


    規模別では、TOPIX Core30の構成比率は40%、TOPIX Core70では25%と、時価総額や流動性が特に高い大型株であるTOPIX100構成銘柄が65.8%を占めており、時価総額の大きな銘柄の影響を受けやすいと言えます。


    TOPIXについて詳しく知りたい方は、JPXのホームページをご参照ください。


    https://www.jpx.co.jp/markets/indices/topix/index.html


    投資信託の目論見書やアナリストレポートを読むと「TOPIXを上回る運用を目指す」と書かれていることが多いのですが、目論見書やレポートを目にされたことはありませんか?パフォーマンスを評価する為の判断・基準のことを「ベンチマーク」と言います。


    TOPIXは東証上場銘柄を広く網羅しているため、日本株式全体の値動きを把握することができます。そのため、日本株式の代表的なベンチマークとして、日経平均株価よりも多く利用されています。


    日本株に投資したいけれど「個別銘柄の選定は難しい」・「売り買いする時間的余裕がない」とお考えの場合は、TOPIXに投資する方法があります。


    TOPIXに連動したインデックスファンドとして、主に「国内上場ETT」と「国内投資信託」の2つがあります。個別株式に関する知識がなくても、TOPIXへの投資は比較的始めやすく続けやすいと思います。


    国内上場ETT(TOPIX連動型)の銘柄は、こちらをご確認ください。


    https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/01-01.html


    当社取扱いのTOPIX連動型の国内投資信託の銘柄は、こちらをご覧ください。


    https://apl.wealthadvisor.jp/webasp/iwaicosmo-n/pc/fund.aspx?fn=TOPIX&searchBtn1.x=59&searchBtn1.y=24


    NISA口座のご利用も可能ですので、「NISA成長投資枠」でお買付いただくこともできますし、国内投資信託なら「NISAつみたて投資枠」を使って、積立でコツコツ投資することもできます。


    長期的な視点で、TOPIXに連動したインデックスファンドへのご投資はいかがでしょうか?


    ご質問やご不明な点などがございましたら、お気軽にネットサポートセンターまでお問合せくださいませ。


    今後とも、サービス改善や利便性向上等に努める所存でございますので、「コスモ・ネットレ」を引き続きよろしくお願い申し上げます。


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