コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2022年12月 1日点字ブロック
東京ネットサポートセンター 原田
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こんにちは。
東京ネットサポートセンターの原田です。12月3日から9日は障害者週間です。
「障害者週間」は、国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害のある人が社会・経済・文化などあらゆる分野の活動に参加することを促進し、障害のあるなしに関わらず、誰もが人格と個性を尊重しあい支えあう「共生社会の実現」を目的としています。今日は、人の往来が多い場所にある点字ブロックについて少し。
世界150か国でも利用されていますが、駅構内や空港などに設置されることが多く、景観を考慮した落ち着いた色合いのものなど様々なのだそうです。この点字ブロック。日本人の発明だとご存じでしたか?
点字ブロックの正式名称は「視覚障害者誘導用ブロック」といいます。
1965年に岡山県の三宅精一さんが「失明した友人が、安全に街を歩ける方法はないか」と考えて、試作品を作っては県や市に寄贈し、普及を図ったそうです。点状のブロックは警告・注意喚起を、線状のブロックは誘導・案内を意味していますが、
視覚障害者と一口に言っても、点字ブロックの利用の仕方は様々です。
全盲の人であれば、ブロックの突起を足の裏や杖の先で確認しながら歩かれます。
弱視の人は、ブロックの目立つ「黄色」を頼りに歩いたり、段差がわかりにくい所では、段差の前であることを表すブロックの形状を確認して安全を確保されます。視覚障害者の方の安全を守るため、みなさまにも知っていただき、お願いしたいことがあります。
一つ目:「点ブロスマホはやめましょう」
スマホを見ながら点字ブロックの上を歩くことは「点ブロスマホ」と呼ばれます。
無意識に点字ブロック上で歩きスマホをすると、視覚障害者の方に気づかず衝突し、ケガをさせたり、大事な杖を折る事故になります。二つ目:「放置自転車はやめましょう」
点字ブロックの上に、自転車を止めてしまうと、視覚障碍者の方がお困りになります。
三つ目:「心のバリアフリー・お声がけをしましょう」困っている方がおられたらお声がけを。我々日本人は声をかけることが少ないのだとか!
そして、お連れするときは、手を引くのではなく、白杖を持つ手と反対側に立ち、半歩前に出て腕を組むかそえてもらうようにして差し上げてください。
そして「何センチ先に段差」とか「止まりましょう」とか具体的にお声がけして差しあげてください。
私も心がけてまいります。