コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2026年5月27日麦茶と差別化
大阪ネットサポートセンター 堀池
日頃のご愛顧、まことにありがとうございます。大阪ネットサポートセンターの堀池です。
突然ですが、皆さんは「差別化が難しい商品」と言われたら何を思い浮かべますか? その代表格とも言えるのが「麦茶」です。スーパーでは数十円といった非常に手頃な価格で並ぶことも珍しくなく、価格競争が激しい市場の代名詞でもあります。
そんな麦茶業界で、最近興味深い2つの「高価格帯トレンド」がありました。
それぞれ異なるアプローチで、お客様に「高くても納得感のある価値」を提供しています。1. イメージによる差別化(YouTuberの麦茶)
4月末、とある超大物YouTuberがプロデュースした麦茶(149円)が発売され、一時売り切れが続出するほど話題になりました。最強のインフルエンサーによる見事なブランド戦略です。
この商品の注目すべき点は、味わいの追求だけではなく、「ワクワクする体験」を設計していることです。象徴的なのが、ラベルの裏側に隠された「鬼みくじ」。日常の何気ない瞬間を「楽しい体験」に変える仕掛けは、単に喉を潤すだけでなく、「好きなクリエイターの世界観を共有する」「話題の商品を体験する」という情緒的な価値を付加しています。
こうした取り組みは、一時的な流行に留まらず、いかにファンとのエンゲージメントを維持し続けるかという、現代のマーケティングにおいて非常に示唆に富む事例だと感じました。
2. 本質による差別化(サントリー「胡麻麦茶」)
また、別のYouTuberが絶賛していたサントリーの「胡麻麦茶」(184円)を飲んでみて、私は深く感銘を受けました。
こちらは飲んだ瞬間に鼻を抜けるゴマの香ばしさという「味覚の特徴」に加え、血圧が高めの方に適したトクホ(特定保健用食品)という「機能性の差別化」も見事に両立しています。日々の健康維持という切実なニーズに真っ向から応えることで、「この機能があるから、この価格でも選ぶ」という強い動機付けに成功しています。

麦茶から考える、我々ネット証券業界の未来
安易な価格競争に陥りがちなのは、我々ネット証券業界も同じです。手数料という数字の比較だけではない、お客様にとっての「本当の付加価値」とは何なのか。
「話題性や使いやすさという体験」を磨くのか、それとも「専門性や利便性という機能」を突き詰めるのか。麦茶業界の成功例は、ビジネスの本質を深く考えさせてくれる素晴らしい教材でした。最後に、投資の視点から耳寄りな情報をひとつ。
サントリー自体は非上場企業ですが、この胡麻麦茶を販売している「サントリービバレッジ&フード」はグループで唯一上場しています。
銘柄名: サントリービバレッジ&フード(※2026年4月に「サントリー食品インターナショナル」から社名変更)
銘柄コード: 2587身近なヒット商品から、投資のヒントを探してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※本記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終決定はご自身の判断で行ってください。




