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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2026年5月26日

【春の女神との出会い】大和葛城山で出会った絶滅危惧種「ギフチョウ」と、私たちが守るべき未来

大阪ネットサポートセンター 矢倉 大阪ネットサポートセンター 矢倉


  • みなさん、こんにちは!大阪ネットサポートの矢倉です。

    先月、ボランティア団体の登山の下見を兼ねて、大和葛城山(やまとかつらぎさん)に登ってきました。 5月末の本番にはツツジが見頃を迎えますが、私が訪れた時はちょうど桜が葉桜になりかけている頃。瑞々しい新緑の中、「櫛羅(くじら)の滝コース」を歩いていると、少し気になる光景に出会いました。険しい山道にもかかわらず、腕章をつけた方々と何度もすれ違うのです。

    よく見ると、そこには「ギフチョウ保護監視員」の文字が。

    気になって声をかけてみると、気さくに色々なお話を聞かせてくださいました。なんと、ギフチョウのシーズン中、山を挟んだ大阪府千早赤阪村と奈良県御所市がタッグを組んでパトロールを行っているのだそうです。目的は、ギフチョウの幼虫が食べる唯一の草「ミヤコアオイ」を守ること。

    それまで「ギフチョウ」について詳しく知らなかった私ですが、「春の妖精」と呼ばれるこの蝶を守るため、こんなに険しい山道を日々登って見守り活動をされているみなさんには、本当に頭が下がる思いでした。

    登山の下見で訪れた山でしたが、素晴らしいボランティア精神に触れ、大変勉強になる一日となりました。


    ところで、「ギフチョウ(岐阜蝶)」とは?

    監視員さんのお話や後日調べたことで、この蝶がいかに特別で、絶滅の危機に瀕しているかを知りました。

    1883年(明治16年)に岐阜県で初めて採集されたことからその名がついたギフチョウは、日本の本州にのみ生息するアゲハチョウ科の美しい日本固有種です。春の短い期間だけ姿を現す希少性から、「春の女神」や「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」とも呼ばれています。

    成虫になるのは年にたったの1回だけ。桜や、大和葛城山の群生地でもある「カタクリ」の可憐なピンクの花が咲く3月下旬〜5月頃にだけ舞い降ります。翅(はね)を広げると56cmほどでアゲハチョウより一回り小ぶりですが、淡い黄色地に黒い縦の縞模様、そして後ろの翅の縁にある赤や青の鮮やかな斑紋が散りばめられた、本当に美しい姿をしています。

    しかし、里山の荒廃や開発により生息地が激減し、現在では多くの府県で絶滅危惧種に指定されています。なんと紀伊半島では、唯一この大和葛城山でのみ生息が確認されているそうです(隣の金剛山では、数年前まで同じくらい飛んでいたものの、今ではほとんど姿を消してしまったとのこと。本当に残念でなりません)。


    その瞬間は突然に!お弁当箱に舞い降りた奇跡

    「へえ、そんなに貴重な蝶なんだなぁ」と、身近にある絶滅危惧種の存在に驚いていた時のことです。山頂に到着し、お天気の下で気持ちよくお弁当を食べていた、その瞬間。 なんと、私が持っていたお弁当箱のフタに、一頭の蝶がひらりと舞い降りてきたのです。

    黒と黄色の美しい縞模様に、鮮やかな斑紋。 「ギフチョウだ!!!」

    一緒にいたメンバーが一斉に声を上げました。一瞬、我が目を疑いましたが、間違いありません。まさか本物が目の前にやってくるなんて! 驚きと感嘆、そして「写真を撮らなきゃ!」という焦りで頭の中はパニック(笑)。結局、一瞬の出来事で写真は撮れず、お弁当どころではない大興奮のひとときとなりました。

    下山途中でも、黙々とパトロールを続ける監視員の方々の姿を見かけました。 地域の宝、そして地球の宝である小さな命を守ろうとするその真摯な姿勢に、改めて心からの敬意を表したくなる登山となりました。


    地球の未来、地域の未来へ。私たちのサステナビリティ

    今回、自然の豊かさと、それを守る人々の情熱に直接触れたことで、私たちが目指すべき「持続可能な社会」への想いがより一層強くなりました。

    大和葛城山の豊かな自然とギフチョウを守るボランティアのみなさんのように、私たち岩井コスモグループもまた、持続可能な社会への貢献を企業の責任(社会的価値の創出)であると認識しています。

    当社グループは、経営理念に掲げる「お客様にご満足いただける金融サービスの提供を通じて、国民経済の発展に貢献する」ことの実現のために、地域社会等から信頼され発展し続ける企業を目指しています。それと同時に、「持続可能な社会の実現」に向けた環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)、そして「SDGs」に関する重要テーマへの取り組みを最重要課題の一つとして位置づけています。


    こうした取り組みは、グループの持続的な企業価値の向上に資するものと考え、「サステナビリティ基本方針」に基づいた活動を、これからも一歩一歩、誠実に進めてまいります。

    春の女神がこれからもずっと、この美しい山々を舞い続けられる未来のために。私たちにできることを、ビジネスを通じてしっかりと取り組んでまいります。


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