コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2026年5月 8日【西国三十三所巡礼】新緑の季節に想う、観音様との縁結び
大阪ネットサポートセンター 矢倉
暑くもなく、寒くもなく。 新芽が芽吹き、山々が瑞々しい緑に包まれる美しい季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。大阪ネットサポートセンターの矢倉です。これからの季節は藤やツツジが見頃を迎えます。四季折々の花を愛でる喜びは日本ならではの贅沢であり、咲き誇る花々は無条件に私たちの心を癒してくれます。
巡礼への一歩:子供の頃の記憶と「心機一転」
去年のこの時期、私は「西国三十三所巡礼」を始めました。 子供の頃、両親が掛け軸や御朱印帳、そして「おいずる(白衣)」を手に巡礼していた姿が記憶に残っており、いつかは自分の足で巡りたいとおぼろげに考えていたのです。
そんな折、ネットで目にした一文が私の背中を押してくれました。
「現代の心機一転。巡礼を通じて自身の苦悩を乗り越え、新しい人生の糧を得る」
この言葉に心が覚醒し、趣味の御朱印集めも「西国三十三所用」の特別仕様の御朱印帳を新調。大判の帳面に宿る迫力とともに、私の巡礼は始まりました。

巡礼の記憶:和歌山、三つの霊場を巡る
振り返れば、一歩を踏み出したあの日々の光景が鮮明に蘇ります。
第一番札所:青岸渡寺(和歌山県) 真っさらな御朱印帳に、初めて筆が下りる瞬間の緊張感。小雨に煙る霧の向こう、雄大な「那智の滝」と朱塗りの三重塔のコントラストは、今も目に焼き付いています。
第二番札所:紀三井寺(和歌山県) 231段もの急峻な石段、通称「結縁坂(けちえんざか)」。良縁成就のご利益があると言われるこの坂を登りきった後に広がる和歌の浦の絶景は、何よりのご褒美でした。
第三番札所:粉河寺(和歌山県) 西国最大級の規模を誇る本堂の威容。静寂に包まれた境内で、ソテツやサツキが調和する名勝の枯山水庭園を眺めていると、しばし時を忘れる心地がしました。

1300年の歴史、その「通行手形」を手に
西国三十三所の起源は、養老2年(718年)にまで遡ります。 徳道上人が閻魔大王から「悩み苦しむ人々を救うために三十三の霊場を巡るように」と宝印を授かったのが始まりです。その宝印(御朱印)をすべて集めると、「極楽浄土への通行手形」になると言い伝えられています。
巡礼を始めて一年。当初は「一年半もあれば満願できるだろう」と軽く考えていましたが、現実はなかなか厳しいものです(笑)。
しかし、観音様が衆生を救うために33の姿に変身するように、私の人生もまた、巡礼を通じて少しずつ形を変えていくのかもしれません。満願への道のりはまだ遠いですが、焦らず、季節の花々を楽しみながら一歩ずつ進んでいきたいと思います。
皆様の心にも、素敵なご縁が訪れますように。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。




