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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2026年1月26日

グリーンランドはなぜ要衝の地であるのか

大阪ネットサポートセンター 堀池 大阪ネットサポートセンター 堀池

  • 日頃のご愛顧、まことにありがとうございます。

    大阪ネットサポートセンターの堀池です。

    トランプ大統領がグリーンランドの領有権を獲得しようとし、米欧摩擦が生じています。

    政治的な是非についてはコメントを差し控えますが、そもそもなぜグリーンランドが要衝となっているのかについて説明させていだきます。

    グリーンランドの基本情報

    グリーンランドはよく見る世界地図ですと、カナダの右上にある大きな国です。国土の約80%が氷床に覆われている為、人が住めるのは沿岸部に限られます。面積は日本の6倍ある一方で人口は5.7万人しかいないとされます。東京ドームの最大収容人数は約5.5-6.0万人なので、グリーンランド人全員を東京ドームに収容することができますし、皆様がお住まいの市町村の方が人口が多いかもしれない規模です。
    1979年までデンマークの植民地で現在は自治領になっています。政治的な自治は移譲されている一方で外交と防衛はデンマーク政府が責任を持っている状態です。

    近年グリーンランドが要衝の地となっている主な理由3つ

    ①ゴールデン・ドーム構想
    既にグリーンランドには小規模な米軍基地が存在していますが、米国全土を防衛する迎撃ミサイル網の構想において、対ロシア、対北朝鮮において近い距離で検知できることになるので重要であるとされています。

    ②レアアースが豊富
    レアアースが豊富に眠っているとされています。世界のレアアースの供給の70-80%が中国によるものであるとされており、中国はレアアースの輸出制限などを対米の外交カードとして提示してきました。またグリーンランドのレアアース権益について、米国企業は乗り遅れており、中国系資本に先を越されてしまっている背景もあります。(グリーンランド政府は中国企業依存をよしとしていない見解を示しています)また石油や天然ガスも大量に埋蔵されている可能性があるとされています。(資源の重要度でいうとレアアースの方が重要)

    ③北極海航路
    温暖化で氷が解けたことによって新たな航路として注目されています。例えば日本からヨーロッパへの航路ですが、現在はスエズ運河の航路がメインになっています。近年ではイエメンの情勢悪化などを受けて希望峰航路が取られるようになりました。現在も世界の海運各社は紅海を通るルートへ戻すことに慎重な姿勢を示しているようです。

    1.スエズ運河航路
    距離 21000km
    日数 30-35日程度

    2.希望峰航路
    距離 28000km
    日数 40-50日程度

    3.北極海航路
    距離 13000km
    日数 18-22日程度
    ※ただし、インフラ整備が不十分、耐氷船が必要などのデメリットあり(温暖化で流氷リスクが低下)

    いかがですか?ここまでお読みいただくとグリーンランドの重要性は今に始まった事ではないように感じられるのではないでしょうか?


    日本のレアアース関連銘柄

    日本も他人事ではなく南鳥島沖の海底でのレアアースの採掘が期待されています。
    水深6000mの深海での採掘になるようで富士山の1.5倍の深さであると考えると人類がそう簡単に足を踏み入れることのできない領域であることは想像に難くありませんが、国内企業の関連銘柄が新年早々激しく動意づきました。
    6330東洋エンジニアリング、4082第一稀元素化学工業などは急騰急落をしましたし、他にも6269三井海洋開発、5715古河機械金属、1885東亜建設工業、5711三菱マテリアル、5713住友金属鉱山なども関連銘柄。

    *これら銘柄にご投資の際は、値動きが激しくなっておりますのでリスク管理をいつも以上に慎重にお願いいたします。

    2026年も株式市場から目が離せません。
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