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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2026年1月15日

伝馬町の「時の鐘」と「牢屋敷跡」

東京ネットサポートセンター 原田 東京ネットサポートセンター 原田

  • こんにちは東京ネットサポートの原田です。

    私共東京ネットサポートセンターのオフィスの最寄り駅である地下鉄茅場町駅から2つ目の小伝馬町駅。

    小伝馬町は、今ではビルが立ち並ぶオフィス街となっていますが、B出口を出ると、目の前に、この碑があります。

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    初めて見たときは、ここで行われていたことを想像して怖かったです。


    伝馬町牢屋敷

    この石碑の向かい、駅出口に隣接している十思(じっし)公園。
    この公園は、小さな子供も遊んでいるどこにでもある公園ですが、よく見ると歴史を物語るものがいくつもあり、江戸時代には伝馬町牢屋敷(牢屋敷は今の拘置所)があったとの記述があり、それをみて、学生時代にお世話になった大家さんの「池袋のサンシャイン60は、巣鴨プリズン(旧東京拘置所)跡地に建てられたため、場所が場所だけにオープン当初は店子が入らず苦労したんだ」という話を思い出しました。(※1


    「石町(こくちょう)時の鐘」(江戸で最初の時の鐘の一つといわれています)

    時刻を知らせる時の鐘ですが、この場所にあったこともあり、処刑が行われる日などは、鐘つき番がかわいそうに思い、鐘をつく時間を少し遅らせて処刑の時間を遅くしたとのエピソードもあるようです。

    300年以上の歴史を経てきた時の鐘は、今日では除夜の鐘として活用されており、大みそかには一般の方もこの鐘を突くことができるそうです。

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    「吉田松陰終焉の地」の石碑

    ペリー来航などの激震の時期に尊王攘夷を唱えた人達を弾圧した安政の大獄により、吉田松陰は30歳の若さでしたがここで終焉を迎えました。教科書に出てくる偉人ですので、少し衝撃的でした。

    伝馬町牢屋敷に収監された有名人は、高野長英、橋本左内、渡辺崋山、八百屋お七、鼠小僧次郎吉、平賀源内などがいます。


    「小伝馬町牢屋敷展示館」(十思スクエア別館内 開館時間:9002000

    展示館は十思公園に隣接し、牢の構造や施設の目的が一目でわかる模型が展示されています。ただし模型しかありません。

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    牢獄は、江戸時代の身分制度に合わせて収容場所が区別されていました。写真のへこんだところに厠(かわや)があったそうです。また、時代劇で「市中(しちゅう)引ずり回しの上...」はここ伝馬町牢屋敷を起点として行われたそうです。

    ・伝馬町牢屋敷は、慶長8年(1623年)常盤橋門外から現在の日本橋小伝馬町に移転、明治8年(1875年)までの約250年間使用されていました。

    ・面積は2,618坪(8,637平方メートル・サッカーコートの1.2枚分)。

    ・周囲に土手を築いて堀を巡らし、土塀に囲まれていました。脱獄防止のため、塀には忍び返しとして竹やりがめぐらされ、敷地内には音で気づきやすいように小さな砂利が敷き詰められていたそうです。

    ・囚人は、常時200400人が収容され、ここで処刑も行われていました。

    ・牢屋奉行:石出帯刀(※2)の配下には同心60人、牢屋下男約40人いました。

    ・囚人の管理は、役人たちだけでは難しいため、囚人の中から牢名主を指名し、囚人が囚人を管理するピラミッド型の自治方式で行われていました。わいろのやり取りもあり、役人は牢名主に囚人を管理してもらい、牢名主は入ってくる囚人からわいろをもらう方法です。わいろを持ってこない囚人はひどいいじめにあったようです。発掘調査でもお金が出ておりますが、わいろなのか、お金を落としただけなのかはわかっていないそうです。

    また、徳利(とっくり)も多く出土しており、寒い日には、牢屋奉行が囚人のために徳利にお湯を入れて渡したという逸話もあります。囚人の健康にも気をつかっていたのですね。


    「牢屋敷の上水井戸跡」

    小伝馬町牢屋敷展示館の奥に保存されている上水井戸と上水木樋(じょうすいもくひ)もぜひご覧ください。

    現在の水道管に相当しますが、何本もめぐらされていました。理由は、水売りなど外部から人を入れないため、また、入浴について夏は月6回、他の季節は月3回認められていましたが数百人規模だったため、大量の水を貯めておく必要があったのではと推測されています。地下に眠る牢屋敷の設備を足元のガラス越しに真上から眺められます。本物の歴史がそこにあります。

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    小伝馬町牢屋敷展示館の2階は公衆浴場(大人550円、日曜定休日)になっています。

    また、隣のお寺には「油かけ大黒天」があり誰でも油をかけられます。私もかけました。

    小伝馬町はメジャーな駅ではありませんが、歴史を感じさせる見どころがあります。駅の隣にあり、10分、15分の短時間で見て回れますので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

    ※1:豊島区によると、現在「東池袋」と呼ばれている場所の一部は1960年代の区画整理によってできたもので、かつては「西巣鴨」と呼ばれていたそうです。

    ※2:石出 帯刀(いしで たてわき)は、江戸幕府伝馬町牢屋敷の長官である牢屋奉行の世襲名。石高:300石。


    最後に。

    「時は金なり」と申します。

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