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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2026年1月13日

縁起物「出世魚」に学ぶ!冬のブリと企業の成長物語

東京ネットサポートセンター 町田 東京ネットサポートセンター 町田

  • 明けましておめでとうございます。
    東京ネットサポートセンター 町田です。

    厳しい寒さが到来し、脂がのって一番おいしい旬を迎えているのが寒ブリです。刺身、照り焼き、しゃぶしゃぶ、どれも食べても絶品。

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    ブリは美味しいだけでなく、成長とともに呼び名が変わる代表的な「出世魚」としても広く知られています。大きく成長することで呼び名が変わり、味も価値も上がります。その様子は人生にたとえられ、「努力を重ねた結果、名をあげる」ことの象徴とされ、年末年始の縁起物としても親しまれています。

    出世魚の代表的な変遷
    ※表中の出世魚の呼称は一例であり、地域によって異なります。また、成長段階による呼び名には諸説あります。
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    出世魚という言葉は、江戸時代の武士が昇進のたびに名前を変える習わしが起源とされています。「名前が変わる=出世する」という文化的な縁起から、日本では祝い事によく使われます。


    企業の「名前を変える」決意と成長戦略

    出世魚が自然の摂理で名前を変えるのに対し、企業が社名変更(商号変更)を行うのは、能動的かつ戦略的な意思決定です。

    古くは、1958年に「東京通信工業株式会社」から「ソニー」へ。2008年に「松下電器産業株式会社」から「パナソニック」へ。これらの事例は、社名をグローバルブランドに統一し、事業拡大を進めるための明確な決意を示していました。

    社名変更は、「現状に満足せず、より大きなステージへ進む」という、経営陣の強い成長意欲の証です。これは、事業の転換期や新しい市場開拓を前に、内外へのコミットメントとして行われます。


    成長物語に投資する「縁起物」としての魅力

    投資家にとって、社名変更を重ねる企業に注目することは、まさにその企業の「成長物語」に賭けるようなものです。

    1.挑戦への期待値: 社名を変えるという行為は、大きなリスクとコストを伴います。それだけの覚悟をもって戦略転換や新規事業に臨む場合、その後の成長期待値は高まります。

    2.ブランディングの価値: グローバル化や新規事業進出に合わせて社名を変えることは、新しい顧客層や海外市場での認知度を飛躍的に向上させる効果があります。これは、将来的な企業価値の向上に直結します。

    小さな「ワカシ」がやがて巨大な「ブリ」へと成長するように、企業も「小さな町工場」から「世界的ブランド」へと進化していく――。

    東証によれば、2024年は72社が2025年は10月までに71社と多くの企業が社名変更(商号変更)を実施しています。社名に込められた成長の願いと変革への意欲を読み解き、「縁起物」としてその成長の物語に投資の視点から注目してみるのも、非常に面白い試みと言えるでしょう。

    ご参考:東証HP 商号変更一覧



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金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第15号
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