コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2025年12月26日皆様お手を拝借 いよーぉっ!
大阪ネットサポートセンター 矢倉
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大阪ネットサポートセンターの矢倉です。
今年もあとわずかとなりました。
いつもと同じ1日なのに、なぜか慌ただしく過ぎていきます。
年内に片付けておきたい家事や持ち越したくない所用があれこれ思いつくのに、気持ちだけ焦り進まない・・。
この年末恒例の焦り。なかなか改善できません(反省)。
もう少し余裕をもって行動して、ゆったりしたい・・・。
皆様はいかがですか?
さて、あとわずかで大納会を迎えます。
各証券取引所では大引け後、式典が開催されます。
テレビ等でご覧になることも多いでしょうが、威勢の良い掛け声とともに
「いょーぉ! パンパンパン パンパンパン パンパンパン パン」
「パンパンパン パンパンパン パンパンパン パン」
「パンパンパン パンパンパン パンパンパン パン」
三本締めでございます。
この三本締めには、行くところ四方八方丸くおさまる。めでたく無事に納まりお礼と感謝が込められています。
3回を3セットで合計9回。そこに「パン」のプラス1回。これは、漢字の「九」に一つ点を加えると「丸」になりすべてすべて丸く納まることを表しているとの事です。かけ声の「いょーぉ!」は「祝おう」が転じたものです。
手締めの起源は諸説ありますが、
中国の史書「魏志倭人伝」には倭人は身分の高い人には手を打って武器を持っていないことをしめし、跪いて拝礼したと記録されており、手を打つことで敬意を表していたとのこと。
次にこの説は『古事記』の国譲りの神話で大国主命が柏手を打って承諾したことから、物事が無事にまとまったことをしめす手締めの起源とされています。
現代のように式典や行事で締の儀式として使われるようになったのは江戸時代に入ってからで、商談成立後に手を打つことが慣習化されていき、歌舞伎の舞台稽古の始め・終わりや大相撲野千秋楽の表彰式でも手締めがおこなわれています。何れも物事がうまく運び感謝の意味が込められているようです。
また元は「手打ち」だったのが「手討ち」と連想させ縁起がよくないから「手締め」に変えられたと言われています。
手締めの種類もたくさんあり地方によっても異なります。
【一本締め】:「パンパンパン パンパンパン パンパンパン パン」
【一丁締め(いっちょうじめ)】:「よーぉ!パン」正式な式典には通用しない。
【3本締め】:一本絞めを3回繰り返す
【大阪締め】「うち~まひょ(パンパン )もひとつせ~(パン パン)祝うて三度で
(パンパンパン)」
手締めの意味とは その場にいると雰囲気で伝わるかと思いますが、成就できた喜びを分かち合い、感謝し、新たなステップへのすすむ決意と言ったところでしょうか。全員参加で手を打つことにも一体感があって盛り上がります。大納会。皆様もご一緒に3本締めをされてみてはいかがでしょうか。




