コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2022年10月31日『朔日餅(ついたちもち)』
大阪ネットサポートセンター 矢倉
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めっきり朝晩は寒くなり秋を感じるようになってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
少し前になってしまうのですが10月1日、久しぶりにお伊勢さん参りに行ってきました。
伊勢では、毎月1日に普段より早く起き神宮へお参り(朔日参り)し、無事に過ごせた一ヵ月を感謝し、新しい月の無事をお祈りするという習わしがあります。
朔日参りの日は『朔日餅』を購入できる月に一度の日でもあります。
『朔日餅』ってご存じですか?
朔日参りに訪れる参拝者を迎えるために、皆様もご存じの伊勢「赤福」が、毎月1日(1月を除く)のみ限定販売をしている月替わりの和菓子です。2月「立春大吉餅」3月「よもぎ餅」4月「さくら餅」5月「かしわ餅」6月「麦手餅」7月「竹流し」8月「八朔栗餅」9月「萩の餅」10月「栗餅」11月「ゑびす餅」12月「雪餅」とお餅も美しい伊勢千代紙の包装も月ごとに絵柄が違い、その月の朔日餅を手にするのは年に一度。逃すと来年までお預けです。
今月は「栗餅」。これは11か月の中で一番人気だそうです。栗餡をもち米でつつみ、上には栗の甘露煮。もち米を餡でつつんでいるあの赤福とは全然違います。
伊勢『赤福』本店では、前日の午後5時から整理券を配り混雑を緩和するほどの大人気。
通常お店は神宮と同じ朝5:00開店ですが、朔日参りの日は午前4:45に開店し、店内でもいただくことができます。お店でいただくと、その月のお菓子に合うように、あられや五色茶、桜湯、麦茶、伊勢茶等、素敵なおもてなしをしてくださいます。
朔日餅は2個入りお茶付き(税込み)400円と、個人的な意見ですが、値上げラッシュの中かなりリーズナブル!(*ちなみに、赤福餅は2個入りお茶付きで250円(税込))今年の朔日餅を味わえるのは、あと二回。
11月は「ゑびす餅」、12月は「雪餅」です。
私はこの雪餅の名を聞くと今年も残り少ない、年末の特有の雰囲気を感じます。
なんと雪餅にはレトロな「火の用心」のステッカーのおまけつき。
ネット・デパートの直営店でも予約・購入が可能との事ですので、機会があればぜひご賞味ください。朔日には、私共のお客様への感謝とご縁が続きますよう祈念。