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2025年10月24日丘珠空港の魅力と活用法:札幌から北海道を巡る旅の玄関口
大阪ネットサポートセンター 中村
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皆さん、こんにちは!大阪ネットサポートセンターの中村です。
今回は、北海道札幌市にある「丘珠空港(おかだまくうこう)」についてご紹介したいと思います。
丘珠空港ってどんなところ?
丘珠空港は、正式名称を札幌飛行場といい、陸上自衛隊丘珠駐屯地の中に併設された軍民共用の空港です。北海道は都市間の距離が離れているため、各都市に空港が設けられていますが、丘珠空港は特に道内の主要空港を結ぶ路線が充実しています。
関西や関東から北海道へ旅行する際は、新千歳空港を利用することが多いので、北海道民以外の方にはあまり馴染みがないかもしれません。私も数年前に旅系YouTubeで知り、実際に訪れてみたのですが、新千歳空港とは異なり、こぢんまりとした地方空港で、店や娯楽施設は少ない印象でした。しかし、飛行機を間近で見ることができ、プロペラ音が響く迫力は、空港好きにはたまらない魅力です。
アクセス抜群!札幌市内からの移動もスムーズ
丘珠空港の最寄り駅は、札幌市営地下鉄東豊線の栄町駅です。栄町駅から歩くと20分ほどかかりますが、バスを利用すれば約5分で到着します。新千歳空港が鉄道で約40分かかることを考えると、丘珠空港は札幌市内からのアクセスが非常に良いと言えるでしょう。
就航路線と空港の役割
丘珠空港には、以下の3つの航空会社が就航しています。
- 北海道エアシステム(HAC、JALの子会社): 函館、釧路、女満別、根室中標津、利尻、奥尻、三沢、秋田
- フジドリームエアライン(鈴与の子会社): 松本、静岡、名古屋(県営名古屋空港)※夏限定
- トキエア: 新潟
これらの就航都市を見てお気づきの方もいるかもしれませんが、関西や関東といった「ドル箱路線」には就航していません。アクセスが良いのに、なぜでしょうか?その理由は、丘珠空港の滑走路が短く、大型のジェット機が着陸できないためです。また、札幌市は千歳市に比べて冬の積雪が多いことも一因です。そのため、新千歳空港と丘珠空港では役割分担がされています。
- 新千歳空港: 県外や海外への移動
- 丘珠空港: 北海道内での移動
丘珠空港を活用した北海道旅行のススメ丘珠空港は、道内移動に特化した空港として、札幌から北海道の各都市を訪れる際に非常に便利です。特に函館への移動は、その利便性を実感できるでしょう。札幌から函館まで陸路で3時間以上かかるところ、丘珠空港から函館空港まではわずか40分ほど。函館空港からバスに乗り換えれば、函館中心街まで2時間弱で到着します。
ちなみに、新千歳空港からも函館空港への直行便はありますし、関西から函館へ直接行く場合は、ANA・JALともに伊丹空港から1日1便の直行便があります。
現在、丘珠空港の滑走路延長も計画されているようですが、騒音問題など様々な課題があるようです。今後の発展にも注目ですね。
札幌から北海道の魅力を満喫する旅の際には、ぜひ丘珠空港の利用を検討してみてはいかがでしょうか。




