コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2025年8月25日情報収集
大阪ネットサポートセンター 堀池
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日頃のご愛顧、まことにありがとうございます。
大阪ネットサポートセンターの堀池です。
最近お客様から「急な情報を得るには、どうすれば良いか?」という相談をいただきました。
お話を伺うと、「新聞だと、午前も午後も3時ごろには掲載される内容が決まっているので、最新の情報とはいえない。ここ最近、急激な相場の変化があるが、原因が何かを知り、対応したい。」とのお悩みでした。
情報を得る方法はいくつかありますが、私は、いくつかあるうちのSNSサービスのひとつ「X(旧Twitter)」の利用をお勧めいたしました。
「X」は、世界中のユーザーが入手した情報を書き込む掲示板のようなもの。
例えば、X利用者のAさんが、ニコニコ駅で電車に乗ろうとした際に、遅延が発生。AさんがXに「今、ニコニコ駅にいる。シクシク駅の線路異常の確認で、ニコニコ駅発車は1時間遅れるとのアナウンスあり。」と書き込めば、これはリアルタイムの情報です。同じニコニコ駅でX利用者のBさんは「ニコニコ駅で電車に乗ろうとしたら、1時間は電車が来ないとのこと。振替でバスが出るとの事。すでに30人は並んでいる」との書き込みをしました。
ニコニコ駅に向かおうとしていたXの利用者Cさんは、その書き込みを見て、「一度家に帰る」「タクシーを呼ぶ」「これから会う人に、遅れる連絡をする」などの対応ができます。
実際の例だと、東日本大震災の際に、ガスの元栓を開ける方法等、沢山の人に情報を与えました。
「トピックを検知する」という意味では、Xが一番早いと私は思います。
しかし、Xには、諸刃の剣の部分があります。情報が極めて速い一方で、アカウントを匿名で作ることができ、自由に情報を書き込むことができるため、情報の信頼性に疑問があります。投資に関しては、解釈が間違った書き込みだけではなく、誤情報もあります。また、恣意的に特定の銘柄の株価を上昇させようとしている怪しくて悪質なアカウントもたくさんあります。
Xで投資に関する情報を得るときは、見た情報をすべて鵜呑みにするのではなく、その後Google等で検索するなどして、信用性を確認する必要があります。Xは、イーロン・マスクが買収し、2022年11月に上場廃止になった企業ですが、元々はTwitterという社名でジャック・ドーシーというエンジニアが仲間と立ち上げた会社です。Twitterは「無駄話」と訳されます。「どこにいても自分の状況を知らせることができたら、知ってもらうことができたら」と同時に多人数と情報共有することを実現した技術です。ちなみに、ジャック・ドーシーは、電子決済の設置コストが高いとお金に余裕がない個人商店での利用が難しいという課題解決の為、モバイル決済サービス「スクエア」を開発するなど、社会貢献になることに対してのアイディアマンです。
SNSサービス①FB
FB(現:メタ・プラットフォームズ)は、マーク・ザッカーバーグが2004年、学生時代に立ち上げた会社。FBは実名での登録が必須なのでビジネス向けと言えます。拡散力は、Xにある「リツイート(RT)」という機能もないため劣ります。同じメタ社が運営するInstagramは、匿名可能ですが、写真や動画をアップするものなので、編集時間によるタイムロスもあり、情報は早いとは言えません。また、正確とは言えません。
②YouTube
Googleが運営しています。2005年ペイパルの従業員が立ち上げ。2004年のスーパーボールのハプニング動画を観たいと考え、動画共有サイトを発案。ライブ配信機能もあります。しかしいち早い情報を収集したい場合、ライブ配信以外だと、情報のスピードは早くありません。コスモ・ネットレもYoutubeチャンネルを運営し、日本株情報の「TODAY'S TOPICS」や、米国株情報の「ダイジェスト」も、取引のある日は毎日更新しておりますが、個人で運営されているチャンネルも、動画の編集などの時間もあり、ニュースやトレンドを知るのには良いのですが、急な情報に急ぎ対応するための情報収集ツールとしては向いていません。新聞やニュースより深堀するためにご視聴されるのが良いと思います。
みなさま、お勧めの情報収集方法があれば、ご教示くださいませ。