コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2025年8月 1日大判焼?今川焼?
東京ネットサポートセンター 原田
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東京ネットサポートセンターの原田です。
「大判焼」の名称は、地域によって様々です。
全国的には「大判焼」と呼ばれることが多いようですが、関東地方では「今川焼」、関西から西の地方のでは「回転焼」と呼ばれることが多く、ほかにも「二重焼」「小判焼」「じまん焼」「黄金焼」など、全国でさまざまな名称がつけられています。
(撮影:原田)
もともとは今川焼や大判焼と呼ぶことが多かったようですが、差別化するためあえて見た目や屋号などを商品名にするお店が増えて各々各地で定着したのではないかと考えられています。※1
「大判焼」
愛媛県の松山丸三さんが「大判焼」の呼び名で発売し、あんこがたくさん入った大型サイズの『大判焼』は景気がよいと喜ばれ大ヒットし、四国、中国地方から全国へと広がりました。
「今川焼」
最初に発売したのは、現在の東京都千代田区鍛冶町(JR神田駅東側)にある神田今川橋付近に江戸時代にあった店だと言われています。当時その付近の地名は今川だったため、名前もそのまま「今川焼」となったようです。ちなみに現在も「今川橋交差点」や「今川中学」など今川という地名は残っています。
「回転焼」
もともと円形の焼き板に丸型が並んでいて、円形の焼き板の中心に軸があり手前で焼きやすいように焼き板を回転させたことから「回転焼」と呼ばれるようになりました。※2
ほかにも、武士みたいな名称の「御座候(ござそうろう)」(兵庫)、「義士焼」(新潟)、「三六サラダ焼」(福井)、「太閤焼」(大阪)、「大幸焼」(兵庫)、「大砲焼」(鹿児島)、「太鼓焼」(長崎)、「甘太郎」(茨城)、「どてきん」(茨城)、「人工衛星饅頭」(兵庫)、「おやき」(北海道)、「自慢焼き」(長野)などがあります。
私が帰宅時に時々立ち寄るお店(御座候 大宮そごう店)では、多い時で1日何個くらい売れるのか伺ったところ3000個以上とのことでした!
わずか4畳ほどの狭い売場ですが行列ができる人気店です。行列に並んでいても、手作りの職人技を見ていて飽きません。すごい手さばきです。
この手さばきはユーチューブで「大判焼」を検索すればご覧いただけます。
伝統的な文化やアニメだけではなく、大判焼きを作る手作りの職人の技も日本が世界に誇れるものだと思います。
ちなみに、大判焼は台湾、アメリカの一部でも売られているようです。
<台湾>
名称:「紅豆餅」。
中身と値段:カスタード、あんこ、タロイモ 1個10元(約50円)、もちピーナッツ 20元(約100円)。
<アメリカ>
名称:「IMAGAWA YAKI」。
中身と値段:ハラジュクモンキー(バナナとヌテラ)。 カラオケキティー(イチゴ、クリームチーズ、ホワイトチョコレート)。 ハニーヤクザ(ゴートチーズ、いちじく、蜂蜜、胡蝶、粒胡椒)1個3ドル(約450円)
あんこになじみがない地域では、クリームの方が受け入れやすいようです。それにしてもアメリカのネーミングは面白いですね。
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