コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2025年7月 3日信用二階建てにご注意ください
大阪ネットサポートセンター 中村
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みなさんこんにちは。
大阪ネットサポートセンターの中村です。
証券会社に預けているご資産の範囲でお取引をする現物取引と比較して、信用取引はお預けいただいている現金や株式等のご資産を担保にして最大3.3倍の建玉(ポジション)を建てることができることから、大きく収益を得られるチャンスがある反面、お預けいただいている資産すべてを失うだけではなく、それ以上に損失が発生する可能性があるリスクがあります。
そうならないためにも、信用取引で特に注意していただきたいのは以下の3つ点です。
1、レバレッジをかけすぎない。
2、同じ銘柄・業種に集中投資しない。
3、信用二階建てをしない。
1や2はわかりやすいと思うのですが、3「信用二階建て」についてはご存じない方もおられ、多くのお客様からお問い合わせをいただきます。
信用二階建てとは?
委託保証金として差し入れている代用有価証券と同一銘柄を買建し、保有することを言います。単純にお伝えすると、担保にしている現物株と信用で買建手する銘柄が同じ銘柄であることです。
対象銘柄の株価が上昇すれば、大きく収益を得られる反面、下落した場合、建玉だけでなく担保証券も損失が同時に発生するため、追加保証金のリスクが高まります。
尚、冒頭でご説明した通り、信用取引は、大きく収益を得られるチャンスがある反面、お預けいただいている資産すべてを失うだけではなく、それ以上に損失が発生する可能性があるリスクがありますので、同じ銘柄ではなくても、同業種の銘柄でも株価が連動することが多いため、ご注意くださいませ。
当社では、信用二階建ては可能ですが、保証金現金+保証金代用(いわゆる総担保)に対する当該代用有価証券の保有比率が既に50%以上を占めている場合、信用新規買建や現物買付、保証金出金等をお客様の取引を制限させていただいております。
信用二階建てになった場合の対処法は?
1.入金して二階建ての対象銘柄の比率を下げる。
2.二階建ての対象銘柄の現物株を売却して比率を下げる。
3.二階建ての対象銘柄の建玉を全決済・品受する。
などを行い、二階建ての解消もしくは比率を下げることをお勧めいたします。
皆様が安全にお取引いただけますよう、しっかりサポートさせていただく所存です。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。