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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2025年7月 1日

190年前の浮世絵と同じ風景

東京ネットサポートセンター 町田 東京ネットサポートセンター 町田

  • 東京ネットサポートセンター 町田です。

     

    大河ドラマ「べらぼう」も中盤。

    7月4()6()、午前11時から午後8(最終日は午後7時まで)、日本橋の福徳の森にてドラマのワンシーンを浮世絵風にした「浮世絵イラスト」や撮影用の小道具などの展示がされるそうです。開場となる福徳の森は、徳川歴代主軍からも信仰を集めた福徳神社と一体になった約1,000平方メートルの広さがある都会の癒しスポット。「大河ドラマの時代を生きた当時の人々は、福徳神社が超高層のビルに囲まれるなんて想像もしなかっただろうな」など考えながらお出かけするのも楽しそうですね。

     

    さて、多くの浮世絵は、インパクトのある画風だけでなく、江戸時代の自然の風景や、風情ある町屋風景、行商人や旅人が行きかう姿など、当時の日本を知る貴重な窓とも言えますが、前述の福徳神社然り、現代の日本では、浮世絵に描かれていた多くの美しい景観は、時代の変遷とともに姿を変えてしまいました。橋の上は高速道路が覆い、昔の風情はビルの谷間に埋もれてしまい、その風景はほとんど残っていません。

     

    しかし、先日、私が箱根芦ノ湖を訪れた際に撮影した写真をご覧くださいませ。
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    2025年春 箱根芦ノ湖 湖畔より撮影


    お気づきですか?

    江戸の浮世絵師、葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」のひとつである「相州箱根湖水」(そうしゅうはこねこすい)と同じ風景です。190年以上も前に北斎によって描かれたこの景色は、現代でもほとんど変わらぬ姿を保っているように見えます。

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    出典:国立国会図書館「錦絵でたのしむ江戸の名所」https://www.ndl.go.jp/landmarks/

     

    天保25(183134)作の富士山と箱根の芦ノ湖を描いた浮世絵「相州箱根湖水」(そうしゅうはこねこすい)には、富士山をはさみ左側に三国山、右側の大きな山は駒ヶ岳、そして波ひとつない湖面が広がり、湖畔のほとりには杉に囲まれた箱根神社がひっそりとたたずみ、湖面の静けさと幻想的な雰囲気が魅力的に描かれています。

     

    時代が移り変わる中でも、箱根の湖水は、その悠久の静けさを守り続け、その風景は過去と現在をつなぐ懸け橋のように感じられます。昔の今も変わらない風景がそこにありました。

    箱根を訪れる機会があれば、ぜひ芦ノ湖のほとりを歩き、190年前に北斎が見た景色を探してみてください。時を超えた風景を自分の目で確かめることは、きっと特別な体験になるのではないでしょうか!

     

    景色は変わりませんが、現代の箱根芦ノ湖は、華やかな観光地。周囲を見回せば、世界中から訪れている外国人の姿でいっぱい。外国の言葉が飛び交い、インバウンド観光客で賑わっています。きっと北斎も、静寂な箱根芦ノ湖が、これほどまでの賑わいを見せる観光地になる事は予想もつかなかったでしょう。

     

    今の日本は、インバウンドの観光客抜きには語れませんね!
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