コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2025年6月 5日不正ログインから身を守る方法 ~その1・フィッシング詐欺~
ネット取引統括部長 山形 光
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(1)不正ログインとは?
別名「なりすましログイン」とも言われ、他人のIDやパスワードを勝手に用いて、いろいろなサイトにログインすることです。そのまま取引をすれば「不正取引(なりすまし取引)」と言われます。
Q.犯人はなぜ他人のIDやパスワードを知っているの?
A.「本人からIDやパスワードを盗んだので知っている」場合と、「直接は知らないが、いろいろ試してみたら当たった」場合があります。現在では多くは前者です。
Q.どうやって他人のIDやパスワードを盗むの?
A.IDやパスワードが盗まれる理由は、主に以下の2つと言われています。
① フィッシング詐欺
② マルウェア(いわゆる「コンピュータウィルス」)感染
今回はその中でも現在猛威を振るっている「フィッシング詐欺」についてお話します。
(2)フィッシング詐欺とは?
まず犯人は、正規のサイトになりすました(本物そっくりの)偽サイトを用意します。
そのサイトに誘導された人は、本物だと思ってその偽サイトにログインします。
これにより入力したログインやパスワードを盗みます。これがフィッシング詐欺です。
Q.どうやって偽サイトに誘導するの?
A.主な方法は以下の2つです。
① 偽メールによる誘導
(正規の会社を装い「こちらのURLアクセスしてください」と偽メールが来る。
そのURLが偽サイト)
② SNSやネット広告からの誘導
(投稿内のリンクや広告が詐欺。偽物。)
現在証券会社では偽メールによるフィッシング詐欺が多発しています。続いては、これを防ぐ方法についてお話します。
(3)偽メールによるフィッシング詐欺から身を守るには
そのメールは偽メールではないかを疑うこと、メール本文に書かれているURLが偽サイトへの誘導かもしれないと疑うことが大切です。
① メールは偽物ではないかと疑う
ひと昔前の偽メールは日本語が不自然でありすぐ気づけましたが、現在では件名や本文だけでは偽物を見抜くことは難しいです。
最低限、差出人のメールアドレスの@マーク以下(当社の場合は「@iwaicosmo.co.jp」)を確認してください。もちろん内容に心当たりのないものは無視してください。
② メール本文のURLは偽サイトではないかと疑う
メール本文のURLはクリックしないのが一番です。普段使っている「ショートカット」「お気に入り」から開きましょう。
クリックして開いた場合は、開いたページのURL表示を確認し、当社が用意したURLか確認しましょう。(文末のリンクご参照)
開いたサイトがなにかしらの情報を入力するサイト(ログインIDやパスワード、個人情報等)であった場合は、特に慎重に確認してください。
当社ホームページではさらに詳しくご説明しています。
当社の正規のURL一覧も記載しております。ぜひご確認ください。