コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2025年5月19日株主パスポート
大阪ネットサポートセンター 中村
みなさんこんにちは。大阪ネットサポートセンターの中村です。
2025年4月に三井住友信託銀行が「株主パスポート」というアプリをリリースしたことをご存知でしょうか?
株式取引をしている親戚にそのアプリを見せてもらったところ、デザインも良く、なにより使いやすいアプリでした。
「株主パスポート」は、複数の保有銘柄の株主総会招集通知や適時開示情報、配当金などの情報を一括管理できるうえ、議決権の行使も行うことができるアプリです。
議決権行使やアンケート回答することによって、インセンティブとしてポイントを付与され、そのポイントで物品に交換もできる画期的なサービスで、特に、多くの銘柄をお持ちの方にとってはとても便利なサービスだと思います。
ところで、株式と信託銀行は何の関係があるのかご存知でしょうか?
信託銀行は「株主名簿管理人」です。「株主名簿管理人」とは、株主名簿の作成や管理などを企業に変わって行う信託銀行等のこと。上場企業は株式事務の委託が義務付けられており、株主名簿管理人は株式に関するアドバイスや株主総会の運営事務などを行います。例えば株主総会招集通知は株主様に郵送されますが、差出人は上場企業ではなく信託銀行から郵送されています。
ご参考ですが、もし保有している銘柄の株主総会招集通知や配当金受領書が届かない場合の問い合わせ先は、証券会社ではなく、株主名簿管理人である信託銀行が窓口になります。株主名簿管理人は銘柄毎に違いますので、調べる方法は、四季報や、上場企業の投資家情報に記載されています。
話を「株主パスポート」に戻しますが、対象の銘柄は三井住友信託銀行が株主名簿管理人である上場企業のうち参加している企業です(5月15日現在で約700社)。私ども岩井コスモ証券の親会社である岩井コスモホールディングス(8707)も、5月15日より「株主パスポート」の対象です。