コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2022年7月12日バンクシー
ネット取引統括部長
バンクシー。
大作を数時間で仕上げるのでグループ説もありますが、
2000年始め頃から活動している正体不明の路上芸術家。
2018年10月、サザビーズオークションに出展された『赤い風船に手を伸ばす少女』が
落札直後にシュレッダーが作動したニュースを記憶されている方は多いのではないでしょうか?
この絵が、2021年10月に「愛はゴミ箱の中に」と改名され、
オークションで1600万ポンド(約25億円)で落札されたこと、
コロナ禍、子供がマスクにマント姿の看護師の人形で遊んでいる姿の絵を描き、
医療従事者をヒーローとして称えたことや
国内では、港区の防潮扉や、新橋、千葉、洲本市などで見つけられた絵が
「これはバンクシーなのでは!?」と話題になりました。
私が、バンクシーを知ったのは、エルサレムの「世界一眺めの悪いホテル」。
2002年、テロ防止目的で作られ始めた高さ8メートル、今や総延長450キロもある壁。
2005年、その壁にバンクシーが絵を描いたことをきっかけに、数々のアーティストが風刺画を描き、
2017年、「世界一眺めの悪いホテル」は開業され、名所になります。
ホテル支配人は「暴力に訴えなくとも、芸術を通じ、世界に声を届けられる。」と語っています。
7月8日から、
「Flower Thrower」という作品が頭に浮かびます。
「武器ではなく、花束だったなら」。
芸術はとても大切。