コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2025年4月 9日サンライズ瀬戸・出雲号
大阪ネットサポートセンター 中村
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みなさんこんにちは。
大阪ネットサポートセンターの中村です。
私は旅行が趣味で、年に1回は東京を訪れます。毎回訪れるたびに、街並みが変わり都度感銘を受けますが、特に良く行く場所は、浅草寺近くの隅田川の河川敷。東京スカイツリーと吾妻橋とクセ強めなデザインが特徴であるアサヒグループ本社ビルが一枚の写真におさめることができるお気に入りスポットです。
ところで、旅行の予定を立てる為に、旅行サイトを閲覧することがありますが、最近つくづく感じます。
「ホテル代。高くねぇか?」
昨今インバウンドも含めて、旅行者が多く、ビジネスホテルでも1泊2万円も珍しくありません。
何か良い方法はないものか?と、最初に考えたのが夜行バス。しかし、夜行バスは確かに安いのですが、正直寝ることができるか?お尻がもつか?と、心配がありで断念。次に考えたのが、新幹線や飛行機を利用し日帰りで上京すること。しかしこれだとスケジュールがタイトになりすぎる。
そこで考えたのが、寝台列車。
「サンライズ瀬戸・出雲号」なら、0時過ぎに大阪駅を出発し、7時ごろには東京駅に到着します。
新幹線や飛行機の始発よりも早い時間に到着するので、余裕を持ったスケジュールが組めますし、寝台列車では完全に横になることができるため、よく眠れますし、気持ちもすっきりした状態で東京観光ができます。値段(シングル・B寝台)は大阪~東京の片道乗車券・特急券・寝台券合わせて20,000円弱くらいとお財布にも優しい!
但し復路の利用ができないのが難点。
何故かというと、「サンライズ瀬戸・出雲号」の上り線は、出雲・高松方面から「出雲号」と「瀬戸号」それぞれ出発し、岡山駅で連結。三ノ宮駅と大阪駅にも停車し、浜松、静岡、富士、沼津、熱海、横浜に途中停車し東京に向かいますが、下り線は、東京駅を出発し、大阪駅・三宮駅を通過し、岡山駅で切り離しが行われ、切り離し後、「瀬戸号」は瀬戸大橋を通過して高松駅に、「出雲号」は伯備線・山陰本線を通って出雲市駅に向かうのです。
往復利用の場合、姫路まで乗って、新幹線か普通列車で大阪方面へ折り返す必要があります。
車輛は、ミサワホームと共同開発した木目調のデザインで、従来の寝台列車とは異なり非常に綺麗で、ほとんどの席は個室で、鍵をかけることができるため、セキュリティ面も良いです。ベッドだけでなく、机も備え付けている「シングルデラックス」という高級な部屋や個室ではありませんが「ノビノビ座席」といって寝台券のいらないリーズナブルな席も用意されています。ラウンジもあり、食事や友人との会話もできます。さらに有料ですが、シャワーもあります。
今年初めて乗車しましたが、とても快適でまた乗りたくなりました。
注意点まとめ
①車内販売がありません。食事は事前に買う必要があります。また部屋に冷蔵庫はありません。
②シャワーカードは早くに売り切れますので、お早めに。大阪からの乗車の場合、入浴してから乗車した方がいいと思います。
③下り線は、大阪に停車しません。姫路まで乗って、そこから新幹線か普通列車で折り返す必要があります。
寝台列車(ブルートレイン)は、一昔前は全国津々浦々で運航されていましたが、新幹線等の交通網の発達により、今ではほとんど姿を消してしまい、私が子供の頃「大人になったら一度は乗ってみたい」と憧れた、大阪駅~札幌駅を結ぶ寝台列車「トワイライトエクスプレス」も2016年に廃止となりました。
※現在運航している「TWILIGHT EXPRESS瑞風」は、「ななつ星in 九州」や「TRAIN SUITE 四季島」のようなクルーズトレイン(周遊型寝台列車)で全く別物です。
そんな時代の流れの中、現在、日本で唯一定期運航しているのが「サンライズ瀬戸・出雲号」。
東京駅と高松駅(瀬戸号)・出雲市駅(出雲号)を結んでおり、毎日1往復運航しています。
出雲大社を参拝する女性にも人気があり、特に週末ともなると席の予約が取ることがむずかしいほど人気。
寝台列車での移動は、旅情が楽しめます。ご参考になれば幸いです。