コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2025年4月 8日日本橋に青空を
東京ネットサポートセンター 町田
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※日本橋駅の地下コンコース壁面より
東京都中央区を流れる日本橋川に架かる日本橋。
江戸の1603年に架けられてから、諸街道の基点として定められました。
日本橋の上空に首都高速道路が架かったのは、東京オリンピックを翌年に控えた1963年。
モータリゼーションの急拡大による東京の交通渋滞を解消する目的で建設され、その後日本橋の空は、長い間コンクリートで覆われてしまいました。
しかし、開通から半世紀以上経過したことで構造物の老朽化問題や、長期的な安全確保のため、抜本的な対策が必要となり、現在、複数のプロジェクトによる日本橋川周辺の再開発の動きがすすんでいます。
4月25日には東京・日本橋上空に架かる首都高速道路の地下化計画に伴い、銀座を囲むように走る高架の東京高速道路(KK線)が廃止され、同時に首都高の八重洲線は約10年間通行止になります。実施時間は25日の夜の20時!!*首都高を利用される方はくれぐれもご注意くださいませ。
今後、高速道路の日本橋区間の地下化に併せて、新たなトンネル「新京橋連結路」を建設し、首都高の都心環状ルートを変更する計画です。
※首都高速道路株式会社のHP参照
日本橋区間の地下トンネルと新しい環状ルートは2035年の開通を予定。
新しいルートが開通すると、これまでの高速道路の高架橋を撤去工事が始まり、2040年までに日本橋の上空に架かる高架橋を撤去する予定です。
工事の完成にはまだまだ時間がかかるようですが、日本橋を覆うコンクリートの撤去が完了すれば、かつての景観が蘇ります、日本橋川の上空に青空が戻ってくるのです!!
江戸の賑わいを支えた日本橋が、再び輝きを取り戻すその光景が、待ち遠しい限りです。首都高速やインフラの補修事業は大きなビジネスチャンスです。