コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2025年3月11日防災
大阪ネットサポートセンター 井上
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大阪ネットの井上です。
美しい海、山の斜面にはみかんが実る和歌山県広川町
「1854年(安政元年)11月5日、安政南海地震による大津波に見舞われた。
第一波に襲われたあと海水が沖に引いていくのを高台から見た豪農の濱口梧陵(はまぐち ごりょう)は、暗闇のなか津波から逃げ遅れた人々の道しるべになるように、刈り取ったばかりの稲束「稲むら」に次々と火をつけました。その灯りを目指して村人は高台に避難でき、ほどなく村を飲み込んだ第二波を呆然と眺めていたそうです。」
大津波で何もかも失い意気消沈の村人に、地域を守るため堤防の建設を提案、私財を投げ打って建設資金を支払い、「稲むら」によって助かった人々は一生懸命に働き3年10ヶ月後に「広村堤防」が完成しました。
安政の津波から約50年、犠牲者の慰霊や防災継承を目的に「津浪祭」が開催され、120年以上続いています。
「稲むら」の火や広村堤防、この広川町の歴史が「日本遺産」に認定されています。地震大国、日本全国、毎日が防災の日