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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2025年1月10日

野菜と果物

大阪ネットサポートセンター 高橋 大阪ネットサポートセンター 高橋


  • 大阪ネットサポートセンターの高橋でございます。

    趣味のウォーキングに加え、最近の健康ブームに乗って、野菜と果物、特にトマト、キュウリ、バナナを定番で食しBMI値が28.71から25.56になりました。標準の25まであと少し!なのですが、この物価高。野菜も果物も高くて困っています。

    ところで、皆様は「スイカは、野菜か果物か論争」をしたことがありませんか?


    一般的には「土で育つのが野菜、木になっているのが果物」と言われており、「きゅうり、大根、キャベツなどは土に育っているから野菜」、「リンゴ、柿、みかんは木になっているから果物」と言われ、スイカやメロンは、植物分類学上では、キュウリやカボチャ、ズッキーニなどと同じウリ科に属しており、土で育つので野菜ということになりますが、消費者の感覚だと「副食が野菜、食後のデザートとして食べるのが果物」なので起こる論争。

    青果(食品の流通や小売りにおける分類のひとつ)では、果物に分類しています。

    野菜は、草本(そうほん)性植物で、根菜類(イモ・大根)、茎菜類(タマネギ・アスパラガス)、葉菜類(キャベツ・ミツバ)、果菜類(キュウリ・トマト・カボチャ)、花菜類(ブロッコリー・ミョウガ)に分類しています。


    また果物は、野菜に分類されているもので一般的には果物と分類されている果実的野菜も含まれ、(じん)()類(ナシ・リンゴ)、準仁果類(ミカン・カキ)、核果(かくか)類(サクランボ・モモ)、漿果(しょうか)類(イチゴ・キウイ)、殻果(かくか)類(胡桃・栗)、果実的野菜(メロン・スイカ・バナナ・パイナップル)に分類しています。


    ※草本植物(地上部の生存期間が短く、一年以内に開花・結実して枯死する植物)

    ※木本植物(樹木のこと。草本植物と対比する語である)

    農林水産省によれば、果物と野菜の違いに明確な定義や見分け方はなく、果物という呼び名も一般的なものだけれど、学術的には存在せず、「田畑で栽培され、副食物であり、加工を前提としない草本植物」は「野菜」として取り扱い、「目安として2年以上栽培する草本(そうほん)植物および木本(もくほん)植物で果実を食用とするもの」を「果樹」と定義しています。例えばコンニャクイモは野菜だけど、コンニャクは野菜ではないとしています。そしてスイカやメロン、イチゴは2年以上ではないので野菜と分類しています。ちなみにトマトは、本来木になるので「果実」になりますが野菜として取り扱われることが多いので果実的野菜として扱われます。


    総務省、文部科学省では、スイカは果物に分類。

    植物学上や生産上の分類では「野菜」とされているスイカ、メロン、イチゴは、実際の消費形態に合わせて「果物」として扱われ、生産出荷時には「果実的野菜」、市場やスーパーでは「果物」と分類が変化しているので、この「スイカは野菜か果物か論争」は起きます。

    それにしても、バナナとパイナップルは木になるのに、青果では果実的野菜に分類されるのはなんでだろう・・・。

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