コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年12月27日ロボタクシー
東京ネットサポートセンター 深野
東京ネットサポートセンターの深野でございます。トランプ政権発足に伴い、政府効率化省(DOGE)のトップに就任するイーロン・マスク氏。
DOGEは、マスク氏が後押ししている暗号資産DOGEコインからとったもので、大統領選挙後、ビットコイン相場が大盛り上がりしたことは記憶に新しいかと存じます。
マスク氏は、米国で活躍する技術者出身の経営者。決済サービスペイパル、民間宇宙ロケットのスペースX、OpenAI、Twitterを買収しXの経営者でもありますが、マスク氏を広く知らしめたのは、何といってもEV社のテスラ!どんどん進化している様子で、今後も楽しみです。さて、自動運転技術はレベル1からレベル5まで分類されており、現在の自動運転技術はレベル4まで進んでいます。
レベル4は「無人化」。
決まったエリア、決まったルートで操作の全てを代替するもので、ドライバーは不要です。
ANA(9202)と豊田自動織機(6201)は、空港でコンテナを牽引する無人車の試験運用を始めました。空港で特定の条件で実現するドライバー不要の車です。複数のセンサーなどで障害物を検知し、自分で考え運転します。
福井県永平寺町では、2023年5月から日本初の無人自動運転の移動サービスを開始しています。電車の廃止路線を舗装し専用路線として活用しており、遠隔管理室から運航を管理しています。今回のテーマ「ロボタクシー」の自動運転技術はレベル5にあたります。レベル5は完全自動運転技術を実現するステージです。
自動車専用道、一般道を問わず手動運転車が走行可能な道路を網羅し、歩行者がいても対応でき、悪天候でもセンサーを駆使して安全走行を実現し、各道路の制限速度満たす速度で走行を可能にします。燃料やバッテリーが少なくなれば、ルート上の給油所や給電ステーションに向かい自動で燃料やバッテリーを補給します。
自動運転開発における大目標であり、目指すべき到達点です。完全自動運転の実現に向けては、第一にセンサー類、AI(関連銘柄:エヌビディア ティッカー NVDA)及びコンピュータのさらなる高度化が必要になります。自動運転はカメラ、ミリ波レーダーなどの各種センサーがそれぞれの特徴を生かし「目」の役割を担います。このセンサー類が映し出した画像を基にAIが周囲の物体や状況を把握・分析し車両を制御する仕組みです。
昨年10月に電気自動車メーカーのテスラ(ティッカー:TSLA)が「ウイ,ロボット」と題したイベントを開催し、完全自動運転のEV「ロボタクシー」と大型EV車両「ロボバン」を発表しました。
「ロボタクシー」は2ドアのセダンで、ハンドルもアクセルペダル、ブレーキペダルもない設計になっています。また、充電については充電ポートからケーブルを差し込んで充電するのではなく誘導充電器を通じたワイヤレス充電が可能とのことです。価格は3万ドル以下(為替レート153円で円換算すると約500万円)で2027年までに生産を開始する予定です。
「ロボバン」は最大20人の移動を可能にする車両で、人以外の物の輸送にも活用することが想定されています。
テスラのCEOであるイーロンマスク氏は完全自動運転の開発で「自動運転は人の運転より10倍安全」「走行中はラウンジに座っているような感覚で移動時間を有効に活用できる」と完全自動運転がもたらす車の未来を語ったそうです。ワクワクしてきます。将来が楽しみです。
(出所:テスラHP)