コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年12月18日白銀比
大阪ネットサポートセンター 東尾
皆様こんにちは。
大阪ネットサポートセンターの東尾です。
「白銀比」をご存知でしょうか?
よく耳にする「黄金比」は、「人間が最も美しいと感じる」と言われる比率のことであり、その比率は「1:(1+√5)/2」。近似値では「1:1.618」、「5:8」。
古代から世界中で頻繁に使われ、代表的な歴史的建造物や美術品には、黄金比を用いたものが多いと言われています。
例えば、次のようなものが挙げられます。
・古代ギリシャ「ミロのビーナス」
「頭の先からおへそ」と「おへそからつま先」までの長さの比が「1:1.618」
・古代エジプト「ピラミッド」
側面からみた三角形の「高さ」と「底辺」の長さの比が「1:1.618」
・レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナリザ」
モナリザの顔の輪郭に沿って接線を引いた長方形の「横」と「縦」の長さの比が
「1:1.618」
・パリ「凱旋門」
「中央のアーチ部分の高さ」と「凱旋門自体の高さ」の比が「1:1.618」
・その他、身近なところでは、黄金比は名刺やクレジットカード、タバコの箱などにも使われているようです。
これに対して、日本では昔から「白銀比」が多く取り入れられてきました。
「白銀比」は「1:√2」。近似値では「1:1.414」、「5:7」のことをいい、日本では古くから大工の間で神の比率とされ、「大和比」とも呼ばれてきました。
大工道具の一つに、「曲尺(かねじゃく)」という90度に折れ曲がったL字型の定規がありますが、表面には通常の目盛、裏面には1.414倍の目盛が付いています。
例えば、白銀比が取り入れられた建造物には次のようなものがあります。
・法隆寺の五重塔
「最上層の屋根」と「最下層の屋根」の長さの比が「1:1.414」
・銀閣寺
「二階部分の屋根」と「一階部分の屋根」の長さの比が「1:1.414」
・東京スカイツリー
「第二展望台までの高さ」と「全体の高さ」の比が「1:1.414」
ドラえもん、アンパンマン、トトロなど、日本で生まれたキャラクターにも白銀比が採用されています!!白銀比は、黄金比に比べて全体的に小ぶりでかわいらしい印象を受けます。日本人は、どちらかというとかっこよさよりもかわいらしさを好む傾向があるようです。そのため、日本では、スタイリッシュな黄金比よりもかわいらしい白銀比が好まれるようになったと言われています。
白銀比が多くの日本人から好まれているように、私も多くのお客様から好まれるように頑張って参ります。