コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2022年9月21日都会のオアシス「谷津干潟」
東京ネットサポートセンター 町田
みなさま、こんにちは。
東京ネットサポートセンターの町田と申します。「ラムサール条約」をご存じでしょうか?
特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地の保護を目的にした国際条約のことです。
ラムサール条約の登録地は、広大な自然豊かな地域ばかりではなく、都会の雑踏の中にも存在します。
そのひとつが、「谷津(やつ)干潟」。
千葉県習志野市の東京湾岸に位置する40ヘクタールの小さな干潟です。
東京湾の干潟が次々と埋め立てられた高度経済成長期。
谷津干潟でもたびたび埋め立て計画が浮上し干潟消滅の危機が訪れましたが、
地域住民の粘り強い干潟保護運動が実を結び、高速道路と埋立地の住宅街に囲まれた谷津干潟は残り、
1993年6月10日、シベリアなど北の国から東南アジアやオーストラリアなど南の国への渡り鳥の休息地や越冬地としての重要な役割をはたしていることが認められ、
国内の干潟としてはじめて「ラムサール条約登録湿地」と認定されました。こうして野鳥や様々な生物のオアシスとして永久保障された谷津干潟。年間を通じて110種類以上の野鳥と出会えるバードウォッチングの名所として知られています。一周3.5キロの遊歩道には随所に野鳥観察窓が設置してあります。
公園内の干潟を歩き回る鳥たちを観察するのは、潮位の差が大きい大潮の日の干潮時が狙い目です。変化の激しい干潟では、さっきまで砂地だったところが数時間後には海になっていた!なんてことも当たり前。
公園内の谷津干潟自然観察センターの館内入口はもちろん、Webサイトでも潮見表を確認することができますので、事前にチェックされることをお勧めいたします。観察センターに入るには、入場料(高校生以上380円・中学生以下 無料)が必要ですが、館内から間近で野鳥観察をすることもできるので、お勧めです。
バードウォッチャーには「シギチ」と親しまれるシギ・チドリはGWや少しピークは過ぎたけど9月下旬くらいまで見ることができます。
双眼鏡を片手に自然観察にお出かけされてはいかがでしょうか?
ちなみに、大潮の日は投資家心理に影響を与え、株式相場の転換点になるとも言われております。
満月や新月を株式投資の判断材料の一つとして参考にするのも面白いですね。