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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2024年9月19日

秋ナス

東京ネットサポートセンター 原田 東京ネットサポートセンター 原田



  • 「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉から、ナスは秋野菜だと思っていましたが、一般的には夏野菜に分類されることを最近まで知りませんでした。


    ナスの煮浸しが好きな東京ネットサポートの原田です。


    ナスはインド東部が原産地で、日本へは平安時代の初めに入り、平安時代後期にはさかんに利用されました。ナスは1年中栽培されていますが、なかでも秋ナスがおいしいとされます。地域の気候や、好みに合わせていろいろな形や大きさ、味のものが作られました。※1


    冒頭の「秋ナスは嫁に食わすな」の意味については、年中出まわっているナスの中でも秋ナスが一番おいしいので、姑が嫁に意地悪をして食べさせないという「嫁いびり説」や、ナスは体を冷ひやすので「嫁の体を気づかっている説」があります。真逆のプロセスですが、お嫁さんは秋ナスを食べさせてもらえないという結果は同じところがおもしろいですが、食べるかどうかはお嫁さんが決めればいいだけのことだと思います。

    また、ナスは「成す」という言葉にかけて子孫を成す、財を成すことを暗示し、縁起物とされています。


    初夢に見ると縁起がいいと言われているものに「一富士(いちふじ)、二鷹(にたか)、三茄子(さんなすび)」があります。なぜこの3つが選ばれたかというと、「江戸時代の将軍徳川家康が富士山、鷹狩り、初物のナスが好きだったから」、「江戸時代の駿河の国(今の静岡県)での、高いものの順番。富士山、愛鷹山、初物のナスの値段」などといろいろいわれはあります。実際に徳川家康はお正月にナスを食べていたようですが、その時代、お正月のナスはとても高価で、一般庶民には手の届かない存在だったようです。※2


    江戸時代、ナスの初物は1個1両(約10万円)もしたともいわれています。


    徳川家康に献上していたという記録が残る「折戸なす(オリドなす)」は、静岡県静岡市清水区三保・折戸地域の特産品となっています。明治以降、栽培が途絶えていましたが、2005年に国の研究機関から種子を譲り受け、生産者とJA、関係者が一丸となって復活に取り組み、2007年から出荷を始め、近年、テレビの「ブラタモリ」「鉄腕ダッシュ」で好評だったこともあり人気があるようです。


    折戸なすを使ったレシピはこちらから↓


    https://www.ja-shimizu.org/recipe/syokuzai/nasu/

    20240919_はらだ.png※3

    ※1 農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/kids/agri/roots/region04.html

    ※2 東海漬物 https://www.kyuchan.co.jp/syokuiku/vegetable/nasu.html

    ※3 JAしみず https://www.ja-shimizu.org/work/list/eggplant/


    ナスは炒めてよし・揚げてよし・漬物にしてよしと万能な野菜のひとつですが、当社のアナリストも各分野に精通しており、知識よし・見通しよしですので、投資家の皆様にとって「北浜オンラインセミナー」の動画はお役に立つはずです!ぜひご覧ください!


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