コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年9月10日硫黄島の星条旗
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こんにちは、岩井コスモ証券ネットサポートセンターの小松です。
7月13日、トランプ前米大統領が銃撃された事件。
全世界のニュースで、星条旗を背景に流血しながら拳を突き上げたトランプ氏の写真が繰り返し使われた写真。
「"硫黄島の星条旗"と似ている」と話題になりました。
"硫黄島の星条旗"は、5人のアメリカ海兵隊員と1人のアメリカ海軍兵が硫黄島で摺鉢山(すりばちやま)の頂上に星条旗を立てる姿が撮影されています。
この写真。1945年2月23日、日本軍の重要拠点である摺鉢山を制圧した日、ユダヤ系ロシア人移民のアメリカ合衆国の従軍写真家ジョー・ローゼンタールによって撮影された写真で、この写真は、アメリカ合衆国における新聞・雑誌・文学・作曲の功績に対し授与されるピュリツァー賞を受賞しました。
硫黄島の摺鉢山に星条旗を掲揚する写真は、同日2回撮影されています。
1回目は、早朝、ロイス・ロウェリーという従軍写真家により撮影されました。味方に制圧を伝える目的の掲揚でしたが、星条旗が小さく海岸から星条旗は目視できませんでした。
撮影後ロウェリーは、日本軍の銃撃によりカメラが故障し新しいカメラを取りに戻るために下山する際、摺鉢山を上ってきたユダヤ系ロシア人移民のアメリカ合衆国の従軍写真家ジョー・ローゼンタールとすれ違います。
ロウェリーはローゼンタールに星条旗が既に掲揚されたことを伝えますが、ローゼンタールは「それでも良い写真が撮れるかもしれない」と登頂。
頂上にたどり着いた時に2回目の星条旗が掲揚されるところを撮影したのが、有名な写真"硫黄島の星条旗"です。(この掲揚で使われた2本の星条旗は、現在、ワシントンにある海兵隊記念館に保管されています)。アメリカ軍が制圧した写真ではありますが、日本軍の組織的な抵抗はその後31日間続きました。写真に写っている6人のうち、3人は硫黄島で戦死。残りの3人は生き残り、終戦後一躍有名人になりました。この写真をイメージし、米国のアーリントン国立墓地近くに建立された「海兵隊戦争記念碑」の彫刻のモデルにもなり、生還した3人の兵士たちは写真のようにポーズをとり、戦死した3人に関しては写真をもとに作成されたそうです。
アメリカらしい青い空にはためく星条旗。こぶしを突き上げるトランプ候補。守ろうとしている4名のボディガード。
この写真は、選挙戦を象徴する1枚となり、民主党の大統領選候補者が現職のバイデン大統領からハリス副大統領に変わることにもなったと言われます。
【米国大統領選挙の今後の主なスケジュール】8月19日~22日 民主党大会(正式に党の候補者が決定)
9月10日 第2回大統領候補者テレビ討論会
11月5日 大統領選挙 投開票日
2025年1月20日 大統領就任式
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