コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年9月 5日宇宙天気予報
大阪ネットサポートセンター 東尾
皆様こんにちは。
私は大阪ネットサポートセンターの東尾と申します。
私は、出来るだけ翌日の天気予報を見るようにしています。
「あらかじめ天気が分かっているほうが心の準備が出来る」と妻に話すと「大げさな」と言われるのですが、皆様はどうされていますか?
ちなみに、最近は突然の雨も増え、カバンには常に折り畳み傘を入れて出かけております。さて先日、インターネットで天気を調べていると「宇宙天気予報」という言葉がふと目に入りました。宇宙空間において「天気」とはどういうことなのだろうかと思い、調べてみると「宇宙天気とは、太陽の活動によって、地球を取り巻く宇宙環境が変化する自然現象のこと」でした。
太陽は、光や熱などを放出して地球に恩恵をもたらす一方で、X線などの電磁波や、電気を帯びた高いエネルギーを持つ粒子など、地球に悪影響を及ぼす物質も放出しています。
こういった宇宙天気の現況把握や予測が「宇宙天気予報」と呼ばれるものです。太陽の表面が突発的に爆発する「太陽フレア」という現象が起こると、地球上の社会インフラがダメージを受けることがしばしばあります。太陽フレアによって影響を受ける分野は、「通信・放送」「電力分野」「GPSなどの測位利用」「衛星運用」「航空運用」など多岐にわたります。
また、今年5月。北海道でオーロラが観測されましたが、これも太陽フレアの影響によるものです。
オーロラが発生する仕組みは、地球は大きな磁石(じしゃく)と同じで、南極はN極、北極はS極になっており、太陽から電気を持った粒子(電子や陽子)が飛んでくると、地球のN極やS極に引き寄せられます。その電気を持った粒子と空気の粒子が当たり、白や赤、緑の光を出す現象がオーロラと呼ばれます。そのため、通常オーロラは、日本よりも高緯度の場所で見ることが出来るのですが、北海道でオーロラが観測されたのは、大規模な太陽フレアが発生し、太陽から電気を持った粒子(電子や陽子)が大量に地球に飛んできて、これにより地球の磁場が乱されたため、緯度の低い地域つまり北海道でオーロラが観測されました。
近年、我が国では豪雨等による災害、海外では大規模火災も増えています。
大規模な太陽フレアが発生すれば、地球上の社会インフラが大きなダメージを受ける可能性があります。地球温暖化とともに宇宙天気にも関心を持ち、今後の災害に備える必要があるのではないかと感じています。妻に話すとまた「大げさな」と言われそうです・・・。