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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2024年8月28日

世界の半導体売上高

東京ネットサポートセンター 深野 東京ネットサポートセンター 深野



  • こんにちは、東京ネットサポートセンターの深野でございます。

    7月初めサンフランシスコで開催された年次半導体展示会「SEMICON West」において2024年2月現在の半導体売上高は461億ドルでしたが2030年には1兆ドルになるとの報告がなされました。


    さらに2024年と2025年は2桁成長を予測し2020年代終わりには半導体生産力能力は50%以上増加すると予想されています。

    AIや自動車、商用ドローン等の台頭などで半導体の需要は今後も伸びると予想されます。


    今後数年で稼働予定のファウンドリ(半導体チップの製造を他社から委託で請け負う製造専業半導体メーカー)を運営するために必要な熟練労働者は100万人不足しているそうです。


    この問題に対してAIが重要な役割を果たし人間の介入をほとんど必要としない生成AIを搭載した完全自立型スマートファブ(高度に自動化された工場)の開発が進んでいるとのことです。


    今後5年間でロボットとの人間の連携が80%まで跳ね上がりこれがファウンドリの生産性を向上させるそうです。


    昨今米国市場では半導体関連株が調整に入っていますが6月に時価総額3兆ドル(約461兆円:日本市場の時価総額は940兆円)を突破したAI関連の本命と言われるエヌビディアの営業利益率は同業他社をはるかにしのぐ水準にあります。インテルの営業利益率が46%で154億ドルに対しエヌビディアの営業利益率は76%で221億ドルと群を抜いています。


    TSMCのCEOはエヌビディアがなぜこのような利益率を達成できたのか説明しています。エヌビディアはAIチップを600~700ドルで調達し20万ドルで販売しているため有利な価格設定ができ高い利益率が実現できているとのことです。



    当社ネットレはトレード画面、You Tubeを媒体とした動画、レポートなども充実しておりますので是非米国株の売買をお試しください。




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