コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年8月12日象の日
東京ネットサポートセンター 友澤
こんにちは。
東京ネットサポートセンターの友澤です。
毎年8月12日は「世界ゾウの日」。
ぞうさん ぞうさん お鼻がながいのね そうよ母さんも長いのよ♪「ぞうさん(作詞:まど・みちお・・・「やぎさんゆうびん」も作詞/作曲:團 伊玖磨(だん いくま)・・華麗なる一族と言える日本の作曲家)」は、1953年から親しまれています。かわいらしい童謡ですよね。
大きな体に、長い鼻、大きな耳。子供の頃のお絵かきのモデルとしても大活躍。
ゆったりと歩き、長い鼻で器用に食べ物をつかんだり、鼻先から水を吸い体にかけて水浴びしたり、大きな耳をバタバタとさせる可愛らしい姿で動物園の人気者。私は以前、千葉県にある「市原ぞうの国」で、ゾウの背中に乗って空中散歩を楽しみました。
ゆっくり穏やかに歩くゾウの背中はとても心地よかったことは良き思い出。
そのゾウですが、絶滅の危機に瀕していることを皆様はご存じでしょうか。
原因は、森林破壊による生息地の消失や、象牙などの密猟など、人間に起因するものがほとんど。
ゾウは大きく「アジアゾウ(東南アジア~南アジアに生息)」、「アフリカゾウ(アフリカ東部~南部に生息)」、「マルミミゾウ(アフリカ中西部に生息)」の3種類に分類されます。アジアゾウとアフリカゾウは絶滅危惧種に、マルミミゾウは近絶滅種(絶滅の危機が非常に高い)に指定されており、いずれも絶滅の危機にあります。
ゾウへの関心を深めその保護について考えることを目的として、カナダの映画監督で野生生物を中心とした映像作品の制作・監督をしているカナダ人のPatricia Sims氏と、タイの保護団体Elephant Reintroduction Foundationが、2012年8月12日、世界ゾウの日を設立しました。
ゾウはとても知能が高い動物であることが、様々な実験でわかっています。
一例をあげると、ゾウは鏡に映った自分がわかります。ゾウの前に大きな鏡を置いてミラーテストを行った研究で、鏡に映った姿が自分のものだとしっかり認識していることが明らかになりました。これは鏡像認知とよばれるもので、脳での複雑な処理が必要なため高い知能が必要です。動物界では非常に珍しいとされています。
またゾウは、記憶力が優れており数の大小を判断して簡単な足し算を理解することができたり、中には絵を描くことができるようになるゾウもいます。
また、怒りや悲しみ、ヤキモチを焼くといった感情を持っており、仲間のゾウが死んだときには死んだゾウに仲間が順番に鼻をつけるといった、死を悼む儀式を行います。
古代ギリシアの哲学者アリストテレスは「この獣はほかのものたちの知性と理解力を超えている」と言ったほど。
ゾウには、いろんな魅力があることがわかります。ゾウの個体数を減らさないためにできることは、環境保全に関心を持ち、ゾウを殺して得られた象牙を利用しないことなどですが、皆でできることは、関心を持つことだと思います。
そして、この問題にかかわらず、何かに関心を持つには、何かきっかけがありますが、きっかけひとつで人は良くも悪くも大きく変わります。
このブログをお読みいただいた皆様に、人生が豊かになる素敵なきっかけがたくさんありますように!