コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2022年9月 9日中秋の名月
ネット取引統括部長 山形 光
「中秋の名月」別名「十五夜」。
月の満ち欠けで暦を作っていた太陰暦(旧暦)は、7・8・9月が秋。8月を仲秋という言葉で表し、真ん中の8月15日が中秋です。
今年の中秋は9月10日で十五夜。18:59に満月となります。
皆様のお住まいの地域でもお月さまが愛でられますように!ところで、「中秋の名月」はいつも「満月」とは限りません。
これには主に二つの理由があります。
一つ目は、月の満ち欠けの周期。
月の満ち欠けの周期は平均29.4日であることから、29.4÷2=14.7日目が満月となります。
月初1日の夜が新月とすると14.7日目、日付で15日の夜には満月となりますが、
新月が昼の時間だとズレが生じ、日付で16日目が満月となることもあります。二つ目は、月の軌道。
月は地球の周りを回っていますが軌道は完全な円ではなく、
満月が近い時期に地球から遠い位置にあると満月になるのに時間がかかり、
逆に地球から近い位置にあれば満月になる時間が短くなりズレが生じるためです。そして、私たちが見ている月は、いつも同じ表面を見ています。
これは、月の公転周期と自転周期は同じなので、常に地球に同じ側を向けているからです。
日本では「ウサギの餅つき」に見えるとされますが、これは、月の表側の35%は暗く見える「海」と呼ばれる月の内部から
溶岩が染み出して作られた地形(月の裏側は、背中を見せない「ゴルゴ13」の様に地球からは見ることができません)日本だけではなく世界中で同じ月の表側を見ているのですが、見え方が違うのは面白い。
中国では「ウサギが薬草」もしくは「大きなヒキガエル」「カニ」、イギリス・ドイツ・ノルウェーは「大きな鋏を持ったカニ」、アメリカでは「横向きの女性」「ワニ」「トカゲ」、中南米では「ロバ」、インドでは「ワニ」。
おばあさんだったり、ライオンだったり、髪の長い女性だったり、バケツを運ぶ少女だったり、様々です。
添付の月の写真。竜の目に見えませんか?
・・・先日「魚の目」が痛くて皮膚科で治療していただきました。
手渡された診療明細書には「鶏眼」と記載。
アメリカでは「コーン(トウモロコシ)」と呼ぶそう。
同じものが違うものに見えるのは、他にもあるのかしら?