コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年7月25日水球
事務管理チーム H.S.
-
こんにちは、事務のHSです。
ついに2024年第33回パリオリンピック・パラリンピックが開催されます。
全32競技329種目の競技が行われ、今大会は競技として初めて実施される「ブレイキン」が話題になっていますが、皆さまの注目されている競技は何ですか?私は、水中の格闘技「水球」に注目しております。
水深2mのプールで、常に巻き足(両足を交互に動かし、足の裏で水を踏むようにする泳ぎ方)を続け、上半身の力だけで400gのボールを扱い、立ち泳ぎのまま放つシュートは時速約80㎞!相当な筋力と体力が必要とされるスポーツですが、審判から確認しづらい水中では蹴り蹴られるの乱闘が起きているそうです。
相場も表面では見えなくとも、実は水面下で乱高下の要因が刻々と起こっているのでなんとなく似ています。
7月は円高になりやすいというアノマリーがあるそうですが、2024年7月現在の為替の状況というと小幅な円高。ドルだけではなくユーロも円に対して高くなっているので、パリに行かれる方が羨ましい!
さて、為替相場は、両国間のお金の交換価値。お金の強さを現し、株価同様需給で決まり、大半は投機的要因とも言われています。
【為替の変動要因】
①貿易収支輸出増は円高、輸入増は円安要因になります。
例えばアメリカに日本が自動車を輸出して、その車が売れるとドルが手に入りますが、国内の従業員にお給料を支払う際は手にしたドルを円に戻すので、ドルを売って円を買う=ドル安・円高要因になります。
②投資行動国内投資家が米株投資をすると円安、海外投資家が日本株投資をすると円高要因になります。
例えば国内投資家が、米国株投資やファンドに投資すると、円をドルに換える=円安・ドル高要因になります。つみたてNISAで人気のファンドは米国株に投資するものが上位を占めていますが、販売額が継続して増加すれば、ドルが買われ続ける要因になります。
③インフレ率インフレの国の通貨が高くなります。
インフレ時には、モノの値段が上昇し、お金の価値は下がってしまいます。その逆でデフレはお金の価値が上がります。両国のインフレ率を比較して、インフレ率が高い国の通貨が買われます。
④金利差一般的に金利の高い通貨は買われます。
中央銀行はインフレ率を調整するために政策金利を上げたり下げたりしますが、その動きによっても為替は変動します。
⑤各種経済指標雇用統計など公表される各種指標で、その国の強さを測ります。
⑥中央銀行や政府による介入金利政策が円安に歯止めをかけ防衛する最後の砦。
今年は5月から1日の変動幅が大きくなる日が数回ありましたが、日銀はゼロ金利を解除したものの、利上げには慎重なスタンスを継続し、政府も為替介入については言及しないと明言。
天秤をもった市場の均衡を守る女神からは無駄な抵抗に映るのかもしれませんが、国策としての円安阻止、利上げの命題は棚上げできず、巻き足をして浮上するだけではなく、今後、為替のコントロールの為、水球が如く「蹴りあい」をすることになるのでしょうが、為替は米欧の利下げも織り込んでおり、過度な円高にはならないのでは?と考えております。
それぞれの競技を盛り上げるための「〇〇ジャパン」という愛称が使われますが、水球の愛称は「ポセイドンジャパン」。
そして、がんばって!植田ジャパン!