コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年6月19日単位
大阪ネットサポートセンター 東尾
皆様こんにちは。
大阪ネットサポートセンターの東尾でございます。
新聞やテレビニュースを見ていると、商品市況のコーナーで、日常生活ではあまり使わない単位をよく見かけます。
例えば、「トロイオンス」や「バレル」などです。
「トロイオンス」は金の単位、「バレル」は原油の単位ですが、そもそもこれらはどういう意味なのでしょうか。
「トロイオンス」は、金や銀の貴金属の単位として使われており「1トロイオンス=31.1035グラム」と定められています。
この「トロイオンス」は、中世に商業拠点として栄えたフランスのトロア(Troyes)という都市の名前に由来しています。
その市場で使われていた単位「トロイオンス」が、そのまま貴金属の単位として定着。
一般的に「toz」と表記されます。
なお、「オンス」は、重さを表す単位ですが、大きく分けると「トロイオンス」以外に「常用オンス」「液量オンス」の3つに分類されます。
「常用オンス」は、主に釣り具のルアーなどで使用される重さで「1オンス=28.3495グラム(1/2オンス=およそ14グラム)」。「oz」と表記されます。
「液量オンス」は、液体に対して使用する重さの単位として利用され、アメリカやイギリスではポピュラーな単位ですが、それぞれの国により1オンスは何ミリリットルなのかが違います。アメリカでは「1液量オンスはおおよそ29.573529562ミリリットル」、「イギリスではおおよそ28.4130625ミリリットル」。「floz」と表記されます。
次に、「バレル」ですが、主に原油や各種石油製品の体積の単位として使われています。
国や中身によって1バレルの量は変わってきますが、原油の場合は「1バレルは約159リットル」です。
「バレル」という単位は、19世紀アメリカのペンシルバニア油田で使われ始めました。
油田で採掘された原油を運ぶ際、ニシンを運ぶために使っていた樽(barrel)やワイン、ウィスキーを運ぶために使っていた樽(barrel)を利用しました。
その名残で、今日でも原油の単位には「バレル」が使われているのです。
単位の種類はいろいろあって、難しいですよね。
ちなみに当社では、金や原油の売買は出来ませんが、金相場や原油相場に連動するように運用されるETF(上場投資信託)を売買していただくことは可能です。
■金相場(先物取引を含む)に連動するように運用されるETF
・1326 SPDR®ゴールド・シェア 受益証券
・1328 NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信
・1540 純金上場信託(現物国内保管型) など
■原油相場(先物取引を含む)に連動するように運用されるETF
・1671 WTI原油価格連動型上場投信
・1699 NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信 など