コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年6月12日来月から新紙幣発行
東京ネットサポートセンター 町田
-
来月7月3日から「新紙幣」の発行がいよいよ始まります。
現在、発行されている紙幣は2004年に発行開始して以来、20年近くが経過しており、その間に民間の印刷技術も大幅な進歩を遂げています。
新紙幣の発行は、デザインを新しくしたり、偽造防止技術を取り入れることで、偽造紙幣が市場に出回ったり、通貨の信用が低下することを防ぐことが狙いです。
既にご存じかと思いますが、今回の新紙幣は印刷される人物の肖像画が変更されます。
1万円札 近代日本経済の父 渋沢栄一
5千円札 日本で最初の女性留学生 津田塾大学の創設者 津田梅子
1千円札 近代日本医学の父 北里柴三郎
また、高度な偽造防止技術が新たに採用され、多くの注目点があります。
あまり紙幣をじっくり眺める事はありませんが、これを機会に新紙幣について調べてみました。
◇デザイン
〇識別マークの形状及び配置の変更
世界の紙幣デザインはユニバーサルデザインの考え方を踏まえた潮流であることを踏まえ、新紙幣には随所にユニバーサルデザインが盛り込まれています。
目の不自由な方が指で触って分かるように、新紙幣では11本の斜線に統一され、券種ごとにマークの位置が変わることで識別しやすくしてあります。
※ユニバーサルデザインとは年齢、性別、文化の違い、障害の有無によらず、誰にとってもわかりやすく、使いやすいデザインのことです。
新一万円札は表面の左右の中央に識別マークがあります。
新五千円札には、表面の上下中央に識別マークがあります。
新千円札には、表面の右上及び左下に識別マークがあります。
新紙幣の画像は財務省HPより参照
〇額面数字の大型化
国籍や年齢を問わず、世界的になじみのあるアラビア数字で、現在の紙幣よりも表示が大きくすることで、ロービジョンの方(見えにくさがある方)や、訪日外国人の方にとってもわかりやすくなります。
◇新たに採用される偽造防止技術〇3Dホログラムストライプ型のホログラムの採用
3Dで表現された肖像が回転する最先端技術を用いています。この技術の銀行券への採用は世界初です。
〇高精細すかし
現行の「すかし」に加えて、新たに高精細なすかし(すき入れ)模様の採用。肖像の周囲に、緻密な画線で構成した連続模様が施されています
◇継続して採用される偽造防止技術〇潜像模様・・・お札を傾けると、表面には額面数字の「10000」、裏面には「NIPPON」の文字が見えるそうです。
〇パールインキ・・・お札を傾けると、左右両端の余白部分にピンク色の光沢が。
〇深凹版印刷・・・料額や日本銀行券の文字には、インキを盛り上げる印刷が使われ、ザラザラとした感触のようです。
見どころ満載の新紙幣登場まであとわずか!実際にこの手で感触を確かめることが、非常に楽しみです。
また、紙幣刷新の別の狙いとしては、自宅で現金を保管する「タンス預金」の解消といわれていますが、新紙幣が発行されたあとも「タンス預金」などの旧紙幣は引き続き使うことが出来ますので、ご心配無用です。
しかし、このようなタイミングで気を付けたいのは詐欺行為です。
財務省HPでも 「現行の日本銀行券が使えなくなる」などを騙った詐欺行為(振り込め詐欺など)にご注意ください・・と、呼び掛けを行っています。
ニセ情報にお気を付けください。
◇新紙幣発行の経済的効果
今回の新紙幣刷新に伴い、金融機関やコンビニなどのATM、自動販売機などの特需が期待されます。
マーケット情報で「新紙幣」と入力すると22件の関連銘柄が検索されました。
これからも「コスモネットレ」をよろしくお願いいたします。