コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年5月24日セル・イン・メイ
大阪ネットサポートセンター 中村
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みなさんこんにちは。
大阪ネットサポートセンターの中村です。
5月26日、日本ダービーが開催されます。
日本ダービーは、3歳牡馬クラシックの一つで、すべての競馬関係者が憧れるG1の一つです。
この5月開催の日本ダービーには、あるジンクスがあります。
それは「青葉賞馬は日本ダービーに勝てない」です。
青葉賞は日本ダービーと同じ東京競馬場2400メートルで開催されるトライアルレースで、2着までの馬が日本ダービーの優先出走権を得られる為、注目度の高いレースなのですが、今まで青葉賞に勝った馬が日本ダービーで勝ったことがないのです。
原因は、中三週で東京2400メートルを走破しなくてはならないという過酷さが考えられます。
今年4月27日に開催された青葉賞は、名馬キタサンブラックの弟のシュガークンが勝利しました。
騎乗は競馬界の生きるレジェンド武豊。不吉なジンクスを破れるか本番が楽しみです。
さて、株式市場においても5月のジンクスがあります。
それは米国の相場格言「セル・イン・メイ(Sell in May)」=「株式は5月に売れ」です。
株価は5月に高値を付ける傾向にあるため、株式を売却した方が良いという格言。
理由はいくつかありますが、
①米国では税還付が2月から5月に行われ、その資金が市場に出回りやすい。
②年末株価が上がると信用取引の買い残が増え、信用取引は6カ月以内に決済する必要があるため、6月頃に決済が集中するため、株価が下がりやすくなる。
③夏季休暇のため、市場参加者が少なくなり、売買も少なくなる。
などがあげられます。「セル・イン・メイ(Sell in May)」には続きがあります。「Sell in May and go away,don't come back until St.Leger day」で5月に売ってセントレジャーデイまで戻ってくるなという意味です。セントレジャーデイはイギリスの有名な競馬レースであるセントレジャーステークスが開催される日です。9月の第2土曜日です。
※セントレジャーステークスを模範にしたのが、3歳牡馬クラシックの一つ菊花賞です。
日本ダービーもイギリスのダービーステークスを模範にしています。
米国市場は5月~8月は株価が下がりやすく、9月半ばから年末にかけてハロウィン効果と呼ばれるアノマリーで上昇しやすいと言われています。
日本でも七夕天井・天神底というアノマリーがあります。7月初旬は配当金等で新規資金が流入しやすいが、7月中旬・下旬は材料不足で下落傾向になりやすいようです。
但し、近年は格言通りにはなっていませんけれど・・・。
さて、5月。
アノマリー通りですと弱い相場の時期ですが、日本企業の多くは好決算を発表しており、取引所によるPBRの改善策を検討・実施しております。
弱い相場に一喜一憂せずに、逆にプラスに考えて仕込み場だと捉え、特に業績のいい銘柄を狙っていただければと思います。