コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年2月21日メタバースとは
東京ネットサポートセンター 野地
最近ふたたびよく耳にするようになった「メタバース」。
メタバースとは「インターネット上に構築された三次元の仮想空間」のことで、「超越」を意味する"メタ"と「世界」を意味する"ユニバース"が組み合わされた造語です。
また、メタバースでは自分の分身である「アバター」を介してコミュニケーションをとりますが、この「メタバース」という言葉や「アバター」という概念。1992年にアメリカで出版されたSF小説「スノウ・クラッシュ」が生み出したものです。ちなみに、小説では自分の身長よりも高いアバターは使用できないなど縛りがありましたが、今や、いろいろな企業が提供しているメタバース内では、性別・服装・髪形を選んで自分のアバターを手軽に作ることができます。
実際に使用されているものは、色々と思い浮かびますが、
「アバター」と言えば、ジェームズ・キャメロン監督が2009年に制作したタイトルも「アバター」というSF映画。当時、アメリカとカナダでのインフレ調整後興行収入が、風と共に去りぬ(1939年)に次いで歴代二位の興行収入30億ドル超の記録を作り、アカデミー賞では3部門受賞した作品です。2022年に続編が公開されましたが、2026年、2028年にも公開予定だそうです。
私が楽しんでいる「メタバース」は、スマホ向け仮想都市空間サービスのひとつ三越伊勢丹のメタバースアプリ「REV WORLDS(レヴワールズ)」。アプリをダウンロードすると、多くの商業施設や、新宿御苑などがある仮想新宿が舞台のメタバースに、仮想伊勢丹新宿店が営業しており、家にいながら伊勢丹での買い物を楽しめます。
ここでおさらいですが、CPU(中央演算処理装置)とは?
コマンドやプロセスを実行する半導体チップのこと。
人間の脳には、大脳・小脳・海馬などたくさんの役割を担ういろいろな部位がありますが、例えば「手を動かしたい」と考えた時に、大脳の後下方が脳幹を通じて筋肉に指令を送ることで、人間は速やかに(同時に)手を動かします。
CPUは、人間における脳や司令官に例えられます。
パソコンで何か処理や作業をするには、コンピューター全体(HDDやメモリ、OS,プログラム、キーボード、マウスなど、コンピューター全体から送られてくる情報)を計算し処理(動作させるための命令)するのがCPUです。
GPU(画像処理プロセッサ)とは?
3Dグラフィックなどの画像描写を行う際に必要な計算処理を行う半導体チップのこと。
人間は運転をするとき、信号のありなし、色、道にボールが転がってないか、自転車が飛び出してこないか等、沢山の情報を目で見て、脳で処理して事故のないように運転をします。GPUは、自動運転の車が話題になった時、人間の目の部分と例えられ話題になりましたが、
画像(情報)を同時に処理する画像処理のために使われるもう一つの優秀な脳といった方が正しいです。
昔からテレビゲームをされていない方には進化がわからないかもしれませんが、初期のテレビゲームは2Dでしたが、最近のテレビゲームは立体的でリアル。これはGPUのお陰です。
そして、メタバースでアバターを楽しむには、GPUが欠かせません。
CPUもGPUも計算処理を行う点は同じですが、
CPUは、連続的な計算処理(=複雑で多様な処理)が得意なのに対し、GPUは、並列的な計算処理(=同じような計算)を高速で繰り返すことができるので、高速な並列処理を求められるデイープラーニングや動画処理に適しています。
生成AI関連銘柄が話題になっていますが、
GPUの代表的な銘柄は、シェア8割の「エヌビディア(NVDA)」と、「アドバンストマイクロデバイセズ(AMD)」。
CPUの大手は「インテル(INTC)」。皆様のパソコンにも、ロゴ入りのシールが貼ってありませんか?
共に米国株式です。