コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年2月13日湯島天神
ネット取引統括部長 山形
日本各所(1万2千社といわれています)にある天神様。学業成就・合格祈願のご利益を願い、この時期に参拝されたことがある方も多いのでは?
元々、天神は天津神(高天原に誕生した神々)のことで、特定の神様ではなく天候を司る神様でした。
大宰府へ左遷された菅原道真公が903年に亡くなった後、京都では、地震・落雷などの天変地異が起き、大雨・干ばつで農作物も取れず世の中が不安になると、この禍は、道真公の祟りだと京都の貴族たちは、天候を操る荒ぶる神として恐れましたが、農民たちは、雨と水をもたらす雷神として崇めるようになり、全国で崇拝されるようになりました。世の中が平らになると、道真公が学業や芸術に優れていたことから、学問の神として崇拝されるようになりました。
先日、湯島天神を通りかかったのですが、梅まつりの初日(2月8日~3月8日)でした。
天神様と言えば、御神紋は梅。当時の中国は、花と言えば梅で、漢学者でもあった道真公は小さかったころから梅を好み、多くの詩を詠みました。
■5歳の時に詠んだとされる歌 ・・今でいう美容系男子だったの???美しや 紅の色なる梅の花 阿呼が顔にもつけたくぞある
(梅の花は、紅の色に似ている。自分(阿呼は道真の幼名)の頬につけてみたいなあ)
■11歳のころに詠んだ漢詩 ・・11歳って、小学校5年生?月耀如晴雪 梅花似照星
可憐金鏡転 庭上玉房馨
(輝く月は、晴れた日の雪の様。梅の花は照らされる星に似ている。
愛おしいなあ、金の鏡の様な月光が転じて、庭の玉のような花房を香らせているのは)
■大宰府へ左遷されるときに庭木との別れを惜しみ詠んだ歌・・授業でも習う一番有名な歌東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな
(春の風が吹いたら、花を咲かせて匂いを届けておくれ、梅の花。
私がいなくなったからといって、春を忘れてはいけないよ)
ちなみに境内に牛の像がありますが、
道真公は牛と縁が深く、神の使いとして御神牛と呼ばれ、信仰の対象となっています。
道真公は、丑の年に生まれ、元服の日には夢に牛が出てきて、大宰府に向かうときに刺客に襲われそうになったときは、どこかから牛が出てきて救われ(しかもこの牛、道真公が京都で可愛がっていたけれど大宰府に向かうときにいなくなってしまった牛)、延喜3年2月25日丑の日に亡くなり、「亡骸は人にひかせず牛に任せよ」との遺言で、牛が歩みを止めた場所が「安楽寺」。今は名前を変え「太宰府天満宮」。
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