コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年2月 6日消せる筆記具
東京ネットサポート 事務管理 E.M.
文房具売場に行くと、カラフルなペンがひときわ目を引きます。消してまた書ける筆記具のシリーズが増えています。
パイロットのフリクションシというリーズが有名ですが、三菱鉛筆や良品計画の無印良品からも発売されており、私も長年使っています。
若い世代の方に大人気と言われているこのペン。
スケジュール帳に書き込んで、予定変更があってもあわてずに消せますし、便利。
私は、趣味で数独というパズルをしますが、どの数字があてはまるかをメモするのにも最適です。
ところで、ペンなのに消せるとは、どのような仕組みなのでしょうか?「フリクション(Friction)」は、「摩擦=こする」の意味ですが、使われているインキに秘密がありました。
60℃以上の温度になると色が消える。
独自の「フリクションインキ」を使用。
筆跡を専用ラバーでこすると、生じた摩擦熱でインキの色が無色透明になります。
(パイロットのホームページより抜粋)
実は、実際に文字が消えてしまうのではなく、透明化している状態になっているのですね。
温度変化を利用してインキを無色にするため、消しカスが出ません。
紙の目に入り込んでしまった筆跡も温度が伝わればキレイに消えるので、消し残りがほとんどありません。
(パイロットのホームページより抜粋)
だから、見た目がいつでもきれいになっているのですね。
日本では、個人がそれぞれ自分の好みで使っていますが、意外な使い方をしている国もあります。
イタリアでは、なんと、学校で使われているそうです。
もともと鉛筆ではなく、ボールペンでノートに書くのが一般的なのだそうです。
間違いを残して、次に生かす教育方針なのでしょうね。
小学生だと書き間違うことも多いので、この消せるペンが役に立つわけです。また、以前、他の国の首相も消せるペンを日常的に使用していることで話題になったことがありました。
広く使われているのですね!!
でも、注意が必要です。
・証書類、宛名など消えてはいけないものには使用しないで下さい。
・直射日光の当たる場所や、高温になる場所に置かないで下さい。
60℃以上になるとインキが無色になります。
・マイナス10℃前後になると消去した筆跡が戻る場合があります。
(パイロットのホームページより抜粋)
長期保存をする書類など、消えてしまってはいけない大切なものには、使用しないように気を付けて、便利に使いたいですね。
当社でも書類への記入はすべてボールペンなどの消せない筆記具の使用をお願いしています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。