コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2024年1月17日防災とボランティアの日
ネット取引統括部長 山形 光
本日1月17日は「防災とボランティアの日」です。
1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災では、政府や行政の対応に対し、学生を中心としたボランティア活動が活発化、全国から集まったボランティアの数は約137万人。
同年7月には政府の「防災基本計画」が改訂され、ボランティア活動の環境整備と受け入れについての項目が書き加えられ、同年12月、閣議で「ボランティア活動への認識を深め、災害への備えの充実強化を図る目的で『防災とボランティアの日』」が制定。「日本のボランティア元年」とも言われます。
それ以前も、その後も、我が国では、何度も地震だけではなく水害など多くの天災に見舞われましたが、
ボランティア活動は、関東大震災の時には、帝大生が公園管理者を説得し、上野公園に仮設トイレを建設しようと活動、2018年には山口県で3日間発見されなかった男児を30分で発見したことでも有名なスーパーボランティアと呼ばれた尾畠春夫さんもいらっしゃいます。
ところで、元旦に起きた能登半島地震では、いろいろなメディアで、個人のボランティア活動に対し、「道路も分断され、物資がままならない現地で『ボランティア活動は控えるように』・『寄付金が一番確実に必要なところに届く』」との声を多く聞きます。
能登半島の特殊な地形や、地方の街では、直後のボランティア活動は、自衛隊のようなプロに任せた方が良いのでしょうね。
政府は、1月11日、激甚指定を閣議決定し、「暮らしの再建に向けて被災自治体をしっかりと支援していく」と岸田首相も強調していますが、一日も早く、まずは、生活インフラの整備が進みますように。
今は、見守るしかできないのですが、いつ起こるかわからない天災。
自分自身や家族の安全を守るため、家屋や避難ルート、非常袋の点検をしましょうね。
避難施設で避難されておられる方の「何日も入浴できず、下着が欲しい」というお話を聞くまで、
下着が必要だと、私は気づきませんでした・・。