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コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」

2023年12月 7日

手のひらを太陽に

東京ネットサポートセンター 大田 東京ネットサポートセンター 大田

  • 突然ですが、みなさまに質問です。

    次の表にある1から9までのうちいくつご存知でしょうか?

    ヒントは、誰もが良く知っている成分の別名です。

    1. レシチノール
    2. エルゴカルシフェロール
    3. トコフェロール
    4. フィロキノン
    5. フルスルチアミン
    6. リボフラビン
    7. ピリドキシン
    8. シアノコバラミン
    9. アスコルビン

    答え合わせをしますと、

    1. レシチノール  → ビタミンA
    2. エルゴカルシフェロール  → ビタミンD
    3. トコフェロール → ビタミンE
    4. フィロキノン  → ビタミンK
    5. フルスルチアミン  → ビタミンB1
    6. リボフラビン  → ビタミンB2
    7. ピリドキシン  → ビタミンB6
    8. シアノコバラミン  → ビタミンB12
    9. アスコルビン  → ビタミンC


    1から4までは非水溶性(これだけDAKEと覚えます)、5から9が水溶性です。

    ビタミンは、糖質、脂質、蛋白質の代謝を円滑にするために必要な栄養素で、上記9種類にナイアシン、ビオチン、葉酸、パントテン酸を加えた13種類を指します。


    私は以前より風邪をひいた時に、ビタミンCを大量に摂取するようにしていました。

    ところが、最近読んだ『身体を壊す健康法』(著:柳澤綾子、出版社:Gakken)では、風邪にビタミンCの有効性がみられないと、ショッキングな内容が載っていました。


    一方で、意外にもビタミンDには「免疫調整作用による抗ウイルス作用」、つまり、体内に侵入してきた風邪をはじめとしたウイルスと戦うために、体内の免疫機能を高めたり、ウイルスの複製を阻止したりする効果があるのではと紹介されていました。

    一般的にビタミンDと言えば、カルシウムから骨を形成するのに重要な役目を担っていることを思い浮かべることと思います。

    ビタミンDが不足している状態では、十分にカルシウムが吸収されず、体内はカルシウム不足に陥り、骨粗しょう症、くる病(小児)になる恐れがあります。


    また、骨の変形、糖尿病、動脈硬化、免疫力低下、筋力低下、うつ、花粉症もビタミンD不足が起因しているという可能性が指摘されています。

    ビタミンDは、食品では魚介類や卵、チーズ、きくらげ、シイタケ、エリンギなどに多く含まれており食品からも摂取が可能ですが、日光を浴びることで皮膚から必要量を作ることができる特殊なビタミンでもあります。
    20231207おおた.png

    ところが、外出機会・外遊びの減少、美白ブーム、幼少期からの日焼け止めの定着等が起因して、ある医科大学の調査によりますと日本人の98%がビタミンD不足であるとも報告されています。

    みなさまは、20数年前にヒットした歌姫:倉木麻衣の『Stay by my side』を覚えていらっしゃいますか??


    曲の最後にこんなフレーズがあります。


    ♪Stay by my side 灼熱の今年の青い夏は 一緒に身体を焦がしたい♪


    この歌詞のように太陽を礼賛するような時代ではなくなりましたが、過度な紫外線対策も別の健康被害をもたらし得るのではないかと危惧されます。


    そこでお薦めしたいのが、「手のひらを太陽に」です。

    日焼けしたくない人は、メラニン色素が少ないてのひらが直接日光に当たるようにして夏なら15分、冬なら30分以上太陽に当たればビタミンDの必要量が作られます。

    今回はお金のかからない健康法の話をさせていただきましたが、今や国内で9,000億円規模まで拡大している健康食品市場!

    マーケット情報のテーマ検索で「サプリメント」と入力していただければ関連銘柄を参照していただけます。

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