コスモ・ネットレ ブログ「徒然なるままに」
2022年7月 7日七夕の願い事
ネット取引統括部長 山形 光
7月7日は七夕。
中国・韓国・ベトナムなど中華圏における五節句(七草・桃・菖蒲・笹・菊)のひとつで、日本では、明治維新後しばらくまで祝日でした。
七夕は、お盆(旧暦7月15日前後)との関連があり、ほとんどの神事は、「夜明けの暁(午前一時ころ)」に行うのが常で、その日は、月齢およそ6の船のような形の月が南西の夜空に浮かび、現在のように、軒下に七夕飾りを飾るのではなく、屋上にたてていたのだそうです。
飾りである「五色の短冊」は、儒教に基づく五徳の意味があります。
青(緑)は仁、徳を積む、人間力を高める
赤は礼、先祖や父母、師匠などへの恩
黄色は信、縁ある人々からの信頼
白は義、自らを律し、義務や決まりを守る
黒(紫)は智、思いやりの心から生まれる知恵
七夕は、今夜のことだと思っておりましたし、
七夕飾りは、針仕事や書の上達を祈るものと思っておりました。
数年前、ある駅に飾られた七夕飾りに、
つたない文字で「小銭がたまりますように」と書かれた短冊を発見した時は、かわいらしくて笑いました。
幼いころ、カルピスを飲みながら空を見上げ、
「彦星と織姫が会えますように」と、思いを馳せていた自分を懐かしく思い出しますが、今年の、七夕の願い事は「皆様の利益」に決まりです。
写真は、先日、いただいたお料理。
仙台地方では、糸に連想し素麺を食す文化があるそうですが、この素麺は魚。
文化を取り入れ楽しむ日本。
経済の世界では、近視眼的になりがちですが、少し長い目で見たくなった今朝です。